アメリカ飽きたけど日 ..
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109:名無しさん
23/01/17 06:13:17.39 JFi4SWigH.net
ニッポンの闇
ブラックなどとメディアから揶揄される、
日本企業の独特な「労働至上主義」的労働思想。
これは、資本主義を育成して近代化を図り、
西洋諸国に追い付くために、明治政府がとった
「殖産興業」政策に由来するのではないか。
それが、第2次世界大戦後の高度成長期に、
日本の隅々にまで行き渡ったのだろう。
日本は、第2次世界大戦で、アメリカを相手に戦った。
敗戦国になったとは言え、その後の経済戦争では、
ベビーブームと呼ばれる人口増加と、
大戦を生き抜いた肝の据わった優れた労働者や技術者、1ドル360円という有利な為替レートなどのおかげで、
連戦連勝。高度成長期の日本人は、
とにかく長く働き、より多くの物を造り、国内、
そして海外に販売することで、急速に豊かになった。
程なくして、日本は、世界第2位の経済大国となったのだ。私の父親は、戦争経験があったので、
どんなに仕事が忙しくても、「戦時中に比べれば天国だ」とよく言っていた。日本中の人々が、
将来に向かって、沸き立つような希望を持っていた。
だからこそ、目先の苦労を厭わなかったのだろう。
貧しかったが、明るく活力に満ちた時代だった。
敗戦という苦い経験をした経営者は、
家族主義的経営を標榜した。社宅や独身寮、
保養所を建て、社歌、運動会、慰安旅行などなど。
労働者の生活を丸ごと抱え込むことにより、
労働者との間に、雇用関係を超える精神的な結びつきを創造した。そして、いつの間にか、労働者の心の中に
「働くことこそが、生き甲斐」という「労働至上主義」を浸透させた。高度成長の成果物を、
労使で分ち合うことができた、古き良き時代。
しかし、経済合理主義とグローバリズムが支配する世界となった今。「労働至上主義」では、経営者も労働者も、リターンを得られなくなった。経済が停滞し、
国内総生産(GDP)が世界第3位となった日本。
この「ガラパゴス的楽園国家」は、
崩壊に向かっているのかもしれない。
古き良き時代は、消え去るのみか。


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