戦没者の遺骨収集「33 ..
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51:ウィズコロナの名無しさん
23/07/28 14:58:33.74 FRHL84LZ0.net
>>21
これだからな

米海兵隊が水陸両用作戦のコンセプトを展開するプロセスは、
演鐸・帰納の反覆による愚直なまでの科学的方法の追求であった。
他方、日本軍のエリートには、概念の創造とその操作化ができた者は
ほとんどいなかった。
個々の戦闘における「戦機まさに熟せり」、「決死任務を遂行し、聖旨に添うべし」、
「天佑神助」、「神明の加護」 「能否を超越し国運を賭して断行すべし」などの
抽象的かつ空文虚字の作文には、それらの言葉を具体的方法にまで詰める
という方法論がまったく見られない。
したがって、事実を正確かつ冷静に直視するしつけをもたないために、
フィクションの世界に身を置いたり、本質にかかわりない細かな
庶務的仕事に没頭するということが頻繁に起こった。
インパール作戦の折、第一五軍司令部で開かれた兵団長会同で、第一五軍の
薄井補給参謀が補給問題にとても責任が持てないと答えたのに対して、
牟田口軍司令官が一旦ち上がって「なあに、心配はいらん、敵に遭遇したら
銃ロを空にむけて三発打つと、敵は降伏する約束になっとる」と
自信ありげに述べたといわれる。
これなぞは、冗談とも本気ともつかない話だが、結局食糧は敵に求める
という方針が押し通ってしまった。
インパール作戦の実施とともに食糧と弾薬の補給がほとんどなかったことが、
日本軍の敗北を決定つけ、さらにその損害を大きくしたのである。


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