【学生生活】孤独と向き合って自分を知った大学生と、これからの社会のありかた [七波羅探題★] at NEWSPLUS
[2ch|▼Menu]
1:七波羅探題 ★
23/01/27 06:13:27.53 7l0c96gd9.net
DIAMOND, INC.2023.1.26 3:20
URLリンク(diamond.jp)

■2022年度、教室にようやく戻ってきた学生たち
2020年度、大学のキャンパスから学生が消えていた。教職員も在宅勤務が推奨された。私は研究室に毎日通い、閑散とした職場で一日中パソコンの前に座っていた。ほとんど誰もいない職場だったので、仕事の合間に大声で歌を歌ったり、楽器を演奏したりするのが、唯一のストレス発散方法だった。

2021年度、恐る恐る再開された“対面授業”も、1週間でオンライン生活に逆戻りした。秋からはいわゆる“ハイブリッド授業”が定着し、キャンパスに賑わいが戻りかけたが、冬にはまた全面“オンライン授業”になった。

2022年度、ようやくオンライン授業から解放され、学生たちも教室に戻ってきた。私たち教員も、マスク越しの学生の素顔が見えてきた。この原稿を書いている現在は12月末だが、キャンパス全体は、ほぼ2019年度以前と同様の賑わいをみせている。

最近、「3年ぶり」という言葉をよく使っているような気がする。ついこの前は、3年ぶりに学生たちの親睦レクリエーションの企画を行った。土曜日に学生と教員50名ほどが集まって、午前中は卒業論文や修士論文の検討会を行い、午後から体育館で身体を動かした。レクリエーションのプログラムの企画や実施は3年生に任せた。気軽に研究の話ができるコミュニティを復活させることが目的で、仲間をつくろうとする学生たちのモチベーションも高かった。体育館は笑いに溢れ、「大学に入ってこんな楽しかった時間は初めて」という声さえ聞かれた。

学生の側からみると、学年によってコロナ禍の体験が異なったのではないかと思う。現在の3年生は、最も新型コロナに振り回された学年だろう。入学式は中止、新しい友だちはモニター越しにつくるしかない学生もたくさんいた。部活やサークルなどの課外活動も制限され、入学前に思い描いた大学生活とは大きくかけ離れた大学生活だったに違いない。通常のキャンパスをようやく実感できるようになってきた時期には、もう大学生活も半分が過ぎ、就職活動と卒業論文に追われている。ただ、この学年の体験は、大学の規模などによって異なっているようだ。2020年度も対面授業やサークル活動を活発にやっていたという他大学の学生の話も聞く。

■人と会うことに積極的になれなくなった学生もいる
私は、学生たちと対面で話をすることができるようになって、オンライン生活の後遺症といえるであろう現実を目の当たりにすることも増えた。

キャンパスに来ることが大きな負担になっている学生が何人もいる。悩みを抱えている学生は以前からいたが、オンライン生活が生んだ深刻な困難に直面する学生が多くなっているように思う。

例えば、授業に参加したいという気持ちは強くなる一方、身体がいうことを聞かずに家に閉じこもりがちになっているという話を耳にする。バラバラな気持ちと身体との間で苦しんでいる話をした後に、“コロナのせいにはしたくないんですけど……”という言葉で「駄目な自分」を責める学生もいる。オンライン生活に慣れてしまって、人と会うことに積極的になれないことを苦にする学生もいる。この学生は、“こんなはずじゃなかった”とつぶやいた。さらに別の学生は、友だちと心を通わせることを忘れてしまい、人とコミュニケーションをとることに怖さを感じると話してくれた。この学生は就職活動も早々に諦めてしまっていた。

苦しんでいる学生の多くは、新型コロナの影響で活動が制限されることによって、心や身体の動きが鈍くなり、その結果、「駄目な自分」を責め、人との間に垣根をつくってしまい、心に火をつける機会を自ら閉ざしてしまうという悪循環に陥っているように思える。もちろん、こうした学生たちは、全体から見るとほんの一部であるが、それゆえに「取り残されていく自分」を感じて、苦しさが増しているようでもある。

新型コロナが学生たちに与えてきた影響について、各地でいくつかの調査がなされている。その結果として、コロナ禍が学生たちに経済的な困難や孤独感をもたらしたこと、対面授業が再開されることによって学生たちに立ち直りの傾向がみられるものの、深刻なダメージを負った学生もかなりいるようだ、といったことが書かれている。

青年期の若者たちは、たくさんの人と出会いながら、自分のことについて深く知り、どう生きていくか思い悩むものである。コロナ禍でなくとも、自分の欠点に意識が向きすぎて、過度な自己嫌悪に陥ることも多い時期である。そのような中で、成長の契機であったはずの人間関係が制約されたことは、学生たちの成熟という観点からも懸念される。

ことさら、大学では、高校までとは異なる広がりと質をもつ人間関係を体験する。
※以下出典先で


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

406日前に更新/8386 Bytes
担当:undef