【教育】前川喜平氏「今の学校教育は内容を詰め込みすぎ。検索すれば出てくる公式を覚えろなんて数学じゃない。」★3 [ボラえもん★] at NEWSPLUS
[2ch|▼Menu]
1:ボラえもん ★
22/05/23 10:04:33.51 QUQC4LAh9.net
元文部官僚の前川喜平氏と法政大学教授でキャリア教育が専門の児美川孝一郎氏が、この30年の教育政策について語り合った『日本の教育、どうしてこうなった?』(大月書店)。
以下では、同書のなかから、2017~2018年に改訂された学習指導要領の問題点についてお二人が語った部分をご紹介します。
(中略)
前川:今回と前回の学習指導要領改訂は、文科省のなかで中心的にやった人物がいるんですね。合田哲雄君というんですけど。
彼はものすごく理屈っぽい人なんですよ。今回の学習指導要領も、形式論理性みたいな構造をつくることに腐心している。
教科ごとに「見方・考え方」があったりね。
児美川:すべての教科・科目にそれぞれの「見方・考え方」が書き込まれ、かつ各教科・科目の内容もすべて「資質・能力」の3つの柱に沿って記述された。
いわば、各教科・科目が縦軸、見方・考え方と3つの資質・能力が横軸となったマトリクス上にすべてが配置されました。
芸術系の科目だろうが、体育だろうが例外はありません。その限りでは、形式的な論理性は究極まで貫かれています。ちょっと気持ち悪いくらいです(笑)。
前川:いかにもきれいに整理されているように見えるんだけど、そんなふうに整理しきれるものじゃないと思うんですけどね。書き込みすぎ、考え込みすぎ。要するに、やりすぎ。
もともと学習指導要領というのは、1976年の最高裁の判決、いわゆる旭川学テ判決で言われているように、
「大綱的基準」として合憲性が認められているものなんだから、もっと大ざっぱなものでいいんですよ。ところが教育方法まで書き込んであって、やりすぎだと思います。
児美川:学習指導要領は「大綱的基準」であるべきという原則的な考え方は大事ですね。そこに照らせば、現行の学習指導要領ははるかに詳細なところにまで踏み込みすぎています。
今回の改訂を見ていて、学習指導要領に書かれている内容を、アクティブ・ラーニング等の教育方法も含めてすべて真面目にこなそうとしたら、
日本中の子どもたちにとっては詰め込みすぎで、学習も頭のなかもパンクしちゃうと思うのです。そんな教育課程は、先生たちだって、手に負えないはずです。
前川:もともと、ゆとり教育批判が背景にあったわけです。たとえば、小学校で都道府県を覚えさせるのはいったんやめていたのに、
「都道府県も覚えていないようでは日本人じゃない」みたいに言う人がいてね、また暗記させるのを復活しているわけですよね。
あるいは、2次方程式は高校からでいいと、いったん中学校から外したんだけど、また復活している。
それどころか、球の体積の公式というのが加わっているんですけど、球の体積の公式(4πr^3)/3って、中学生の場合、暗記するしかないんですよね。
これを導き出すためには積分を勉強していなければならないから。
つまり、ただ公式を覚えろという話で、そんなの数学じゃないですよ。それならスマホで「球の体積」で検索すればすぐ出てくるわけで。
「ゆとり」か「詰め込み」かの二項対立から脱却すると言ってはいるんだけど、実際には詰め込みのほうに寄っちゃっている。
(全文はソースにて
URLリンク(gendai.ismedia.jp)
※前スレ
【教育】前川喜平氏「今の学校教育は内容を詰め込みすぎ。検索すれば出てくる公式を覚えろなんて数学じゃない。」★2 [ボラえもん★]
スレリンク(newsplus板)


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

702日前に更新/157 KB
担当:undef