若年性認知症でも働きたい 県などが就労支援モデル事業(岐阜県) [蚤の市★] at NEWSPLUS
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20/11/26 21:27:26.94 UY9wvoKl9.net
 岐阜県と製薬大手「エーザイ」(本社・東京都)は今月から、若年性認知症と診断された人の就労を支援するモデル事業を始めた。「もう働けない」という本人の思い込みや周囲の偏見が、仕事を続けることを難しくしており、事業では、症状に合わせた職場環境の整備などで社会参加につなげることを目指す。
 エーザイが運営する各務原市の「内藤記念くすり博物館」に17日午前、若年性認知症の林田光市さん(63)=瑞穂市=が、妻の純子さん(57)に付き添われて初めて出勤した。
 同僚から作業手順の説明を受け、一つひとつ確認していく。この日は、運搬用一輪車に竹ほうきなどを載せて敷地内の庭園に移動し、落ち葉を集めた。勤務は週2回、午前10時〜午後3時。落ち葉集めのほか、薬草園の除草や堆肥(たいひ)づくり、温室の清掃などだ。
 肩から提げたバッグには「ヘルプマーク」のキーホルダーが揺れる。光市さんは「空は青く、風も吹いていて気持ちよく働けてうれしい。まだそんな(老け込むような)年齢でもないですから」と笑顔を見せた。
 情報通信関係の会社員だった光市さんは、56歳の時、人間ドックで物忘れが気になることを相談すると、専門病院での検査を勧められ、アルツハイマー型若年性認知症と診断された。純子さんは「どうしたらいいのか。誰にも話すことができず、2人で途方に暮れました」と振り返る。
 60歳で定年を迎え、その後は1年更新で働いてきた。パソコン操作などに不安を抱えながらだったという。物忘れだけでなく、言葉がすぐに出てこなかったり、歩く速度が遅くなったりしたため、仕事を続けるのが難しくなり、昨年9月末で仕事を辞めた。
 県によると、65歳未満で発症する若年性認知症の人は、県内に約500人いるとみられる。2016年、県は若年性認知症支援センターを設置。若年性認知症支援コーディネーターが患者やその家族の相談に対応してきた。
 県とエーザイは18年3月、認知症を発症しても安心・安全に暮らせるための連携協定を結んだ。企業向けの支援セミナーや認知症高齢者の捜索模擬訓練などに取り組んできた。
 今回のモデル事業もその一環。2カ月前、認知症の集いに参加した光市さんが働くことに意欲的だったことから、県職員が声を掛けた。くすり博物館の維持管理をする「サンプラネット」が光市さんを雇い、若年性認知症支援コーディネーターが中心となり、本人や家族と相談し、就労への課題を克服しながら、継続して働ける環境づくりを目指すという。
 県高齢福祉課の山脇裕之課長補佐は「若年性認知症でも出来ることはたくさんある。周囲の支えがあれば仕事を続けられることを知ってもらい、社会参加につなげていきたい」と話す。(松永佳伸)
朝日新聞 020年11月25日 10時30分
URLリンク(www.asahi.com)


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