【都知事選】日本第一党・桜井誠氏18万票の衝撃〜2020東京都知事選、保守・ネット右翼界隈の内紛が原因か〜(古谷経衡) [ramune★]
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1:ramune ★
20/07/06 11:55:06.88 KiEM7JYX9.net
(略)
結論から先に言えば、桜井氏の約18万票得票は、東京において極右勢力が伸長した結果ではない。
それまで「保守界隈・ネット右翼界隈」の中に包摂され、まるで「自治政府」のように承認されてきた極右が、
「内紛」の結果「保守界隈・ネット右翼界隈」から分離し、純化した結果、彼らの投票行動がより鮮明にあぶり出されたものである。
さてこの背景には何があるのだろうか。
2】4年前と今回における保守界隈・ネット右翼界隈の投票先の変遷
まず、桜井氏18万票得票の背景を読み解くには前回都知事選(2016年)における
「保守界隈・ネット右翼界隈」の投票動向と今回都知事選(2020)の違いを点検する必要がある。
前述したとおり、桜井誠氏を支持する極右層は、元来的にこの「保守界隈・ネット右翼界隈」に包摂される関係である。
つまり巨大な「保守界隈・ネット右翼界隈」(筆者はその数を全国で200〜250万人と推定している)があり、
その中でも最も過激で排外主義的傾向を強固に持つものが「行動する保守」と呼ばれる存在である。
(中略)
2016年の前回都知事選挙に於いて、「行動する保守」を含んだ「保守界隈・ネット右翼界隈」は、図にあるように自民党と、
一時期ネット右翼から絶大な支持を得た「旧次世代の党」の事実上の継承政党である「日本のこころを大切にする党」が支援する増田寛也氏を強く支援し投票した。
一方、この「保守界隈・ネット右翼界隈」の中に内包されていた最右翼の「行動する保守」は、
その信条として桜井誠氏に投票する場合が多かったものの、「保守界隈・ネット右翼界隈」の主要支持先であった増田氏にも流れたと見る。
このように、2016年都知事選挙では、「保守界隈・ネット右翼界隈」とその中に内包された「行動する保守」は、増田・小池・桜井に投票先が三分され、その厳密な鑑別は難しかった。
しかし今回の都知事選挙では、「保守界隈・ネット右翼界隈」と「行動する保守」が分離したことにより、「行動する保守」の投票先が桜井氏一本に絞られたとみるべきである。
(中略)
3】なぜ「保守界隈・ネット右翼界隈」と「行動する保守」は分離したのか
(中略)
しかし両者の微妙な関係性は決定的に瓦解した。
現在となっては、「保守界隈・ネット右翼界隈」の中で圧倒的な影響力を持つ株式会社DHCが運営する動画チャンネル『虎ノ門ニュース』(以下DHCチャンネル)の生放送中に、
都知事選に立候補中の桜井氏が、選挙カーで抗議活動を行い、たちまち出演者である保守系経済評論家らが桜井氏に猛反発。
事実上の「決定的な分裂・分離」が行われたのである(2020年6月24日)。これが「内紛」の簡単な概要である。
これにより、この期に及んで安倍政権支持の姿勢を鮮明にするいわゆる『DHCチャンネル』と、
「シナ人を入国拒否しなかった安倍政権のせいで1000人もの日本人がコロナで死んだ」と主張し、歪んだ(?)安倍政権批判を鮮明にする『行動する保守』の関係は真っ二つに割れた。
もちろん、「保守界隈・ネット右翼界隈」と「行動する保守」の分離は、この桜井氏による「DHC”虎ノ門ニュース”生放送中の抗議活動」という、
界隈を震撼させた事件だけが原因ではない。むしろこの事件は結果に過ぎないのである。
そのもっと以前から、足掛け8年近く継続されている第二次安倍政権への評価をめぐって、保守界隈は「親安倍」と「反安倍」に分裂傾向が進んでいる。
(中略)
民主党政権打倒のみを旗印にして、一致結束していた「保守界隈・ネット右翼界隈」は、
実際のところE・バークの保守主義に傾倒するものから、憲法9条改正論者、反自虐史観(反東京裁判史観)、対米自立という比較的保守本流に近いもの。
果ては単なる陰謀論者、差別主義者、在日コリアンに的を絞って嘲笑を繰り返すもの、基礎教養が何もないがデマを動画やSNSに垂れ流すことにより売名を図るもの。
あるいはビジネスの為に保守業界に入り込んだもの、という本来到底一致団結することが不可能な(言い方は悪いが)烏合の衆だったのである。
それが「共通の敵」である民主党政権を失ってほどなく、分裂や内紛を繰り返すようになったのは何も不思議なことではない。
全文はソースで
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
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