【中国クオリティ】中国を怒らせた「もうアメリカは単独でアジア太平洋で優位性を維持できない」報告書 at NEWSPLUS
[2ch|▼Menu]
1:砂漠のマスカレード ★
20/04/01 09:13:34 Utc0nSb09.net
中国の影響力に世論が分裂するオーストラリア。かつてのアメリカとの同盟関係も頼りにならなくなってきたと指摘する報告書も登場した。安全保障分野で屈指のジャーナリスト・牧野愛博氏によるオーストラリア現地レポート第6弾。

今から50年ほど前、米海軍のトップ、ズムウォルト米海軍作戦部長が豪州国防相と会談した。会談の主な議題は、ベトナム・カムラン湾を拠点に活動を活発化させていたソ連軍の動向についてだった。豪州側はズムウォルト氏に問いかけた。「ソ連軍が豪州近海に迫って、有事に至った場合、米機動部隊はどのように対応してくれるのか」。ズムウォルト氏は自信たっぷりに答えた。「米国を信頼していただきたい」。

私が日豪関係筋から聞いた、過去の米豪同盟の強固な結びつきを示すエピソードだ。時は流れ、豪州の脅威として中国が浮上している。果たして、米国の態度は1970年代から変わっていないのだろうか。

昨年8月、豪州シドニー大米国研究センターが発表した論文が国際安全保障の専門家の間で話題になった。「危機の回避、米国の戦略と軍事費そしてインド太平洋における集団防衛」と題した論文は、インド太平洋で米国が軍事優勢を失い、中国の影響力が増大しているといる指摘する内容だった。

センターはチャイナタウンのすぐそばにあった。中国人学生の姿も目立つ。中国からの留学生は、豪州の外貨収入を支える大きな柱のひとつだ。キャンベラで聞いたそんな言葉を反芻しながら、センターのアシュリー・タウンシェンド・外交防衛プログラム所長と面会した。タウンシェンドは面会した部屋の窓から外を眺めながら、「今日は遠くの景色までよく見える」と嬉しそうな表情をした。19年後半から続く山火事の影響で、シドニーもしばしば白いもやがかかったような状態になるのだという。

タウンシェンド氏によれば、報告書は、米国がインド太平洋での軍事プレゼンスを維持できない状態に陥っている状態を、米国の軍事費の不足という側面から分析している。

背景は複雑だ。タウンシェンド氏は「米国は過去20年間、中東での作戦に集中してきたため、米海軍の態勢が十分整っていない。米国内でも過去2年間で軍事予算削減の動きが強まっている」と語る。このため、戦略爆撃機やF22ステルス戦闘機が削減されるなど、米軍の近代化が遅れているという。「米国内では、中国のような大国との戦争に負ける可能性を認めた報告書も出始めている」と指摘する。

米国だけの努力ではいかんともしがたい問題もある。タウンシェンド氏は「米国の世界防衛戦略は持続不可能な性質をはらんでいる」とも語る。
1990年代以降、米国やその同盟国の世界に占める国内総生産(GDP)の割合が減り続けているという

どうすれば米国にアジアへの関与を促せるか
また、米国は「中国との力の均衡の維持」を最優先事項にしているものの、世界はそう都合良く動いてくれない。北朝鮮は核や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を止めないし、
ロシアはクリミア半島を併合したほか、大西洋条約機構(NATO)とのにらみ合いを続けている。「米国が他の問題に軍事予算を使い続ければ、中国に十分対応できなくなる」

そして、タウンシェンド氏らが報告書で出した結論は、「米国が単独でインド太平洋での優位を維持することはできない」というものだった。「米国は従来、対潜水艦戦闘のような特定の問題領域を1人で担ってきた。今後はそれができなくなる」と語る。

私は、米国防総省が19年6月に発表したインド太平洋戦略の報告書について尋ねた。すでに米国は、タウンシェンド氏らが指摘した問題を解決する意欲を示しているのではないかと思ったからだ。

タウンシェンド氏の答えは「ノー」だった。同氏によれば、報告書は過去数年間の米国の活動と協力の実績についての要約に過ぎない。
確かに、米国防総省の報告書をみると、日本や豪州、韓国などと、どのような活動を行ってきたかを羅列した内容に過ぎない。「米国がこれからインド太平洋で使う資産や方法、連携などについて触れていない。
米国がこの地域に求める最終的な姿を定義していないから、戦略とは呼べない」

URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
4/1(水) 8:30配信


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

1457日前に更新/46 KB
担当:undef