【ありまぁす】「STAP ..
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773:名無しさん@1周年
19/01/14 16:07:16.93 OtYR+P4A0.net
これ大好き

577 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2014/03/13(木) 16:12:37.95 ID:3341UD/Z0
都の西北、早稲田。学生でにぎわう学究の街だ。
そんな街の路地裏で今日も小さな店に灯りがともる。
店の名は「割烹 スタップ」
「いらっしゃいませ。」
暖簾をくぐると店の女将、小保方晴子さん(52)が割烹着姿で出迎えてくれた。
「実は私も昔は研究者だったんですよ。」
女将はお燗をつけながら笑顔で語りだす。
「あの頃は夢がありましたね。自分の研究で世界中を幸せにするんだって。」
聞けば彼女は博士号を持つバリバリの「リケジョ」だったそうだ。
専攻は再生医学、日本有数の研究機関で実験三昧の毎日を過ごしていた。
そんな彼女に転機が訪れたのは30歳の頃。
学会では存在すら疑われていた「万能細胞」なる物の精製に成功したのだ。
発表と同時に話題となり、マスコミにも取り上げられたという。
「でも、それがボタンの掛け違えの始まりでした。」
遠い目をする彼女、手に持ったお燗用の三角フラスコがかすかに震える。
発表を急ぐあまり生じた論文上の些細なミス。「神業」なるが故に誰も再現できなかった実験結果。
遂には「捏造」と決めつけられ、彼女は研究者としての未来を失った。
「だけど、おかげで気づくことができました。名誉や地位なんかよりも大事なものがあるって。」
学会から身を引いた彼女が見つけた幸せ、それは一人でも多くの人を笑顔にすること。
そう思って始めたのがこの店だという。
「実は私にとってはこの店も研究の成果なんですよ。」
研究に未練はないんですか?そう尋ねた私に乳鉢を出しながら彼女は言った。
「だって、この店の食材は全部万能細胞で出来てるんですから・・・」
伸ばしかけた箸が止まる。
そんな私を悪戯っぽい目で眺めながら、女将はお猪口代わりのビーカーにお酒を注いでくれた。
(2036年3月13日)


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