【癒着・横暴の末路】阿波おどり、人出低迷…１３日までの２日間で７万人減　問われる市長の責任

【癒着・横暴の末路】阿波おどり、人出低迷…１３日までの２日間で７万人減　問われる市長の責任 at NEWSPLUS

1:ミントソーダ ★
18/08/15 13:24:55.21 CAP_USER9.net
2018年08月15日 10時58分
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　徳島市で開催中の阿波おどりは、有料演舞場に空席が目立つなど人出が低迷している。主催する実行委員会によると、１３日までの２日間の人出は６３万人と昨年より７万人少ない。
　市が主導する実行委が運営を担うのは今年が初めて。大勢の踊り手が一斉に踊る連夜のフィナーレ「総踊り」を中止とするなど、新たな運営方法への不満から
１３日夜には踊り手約１４００人が、実行委の自粛要請を振り切って総踊りを実施する混乱もあった。祭りは１５日、最終日を迎える。
　総踊りを実施したのは、踊り手グループ「連」でつくる阿波おどり振興協会の１４連。昨年まで有料の南内町演舞場で総踊りを行ってきた振興協会は、総踊りを中止する実行委の方針に反発し、開幕前から独自開催を示唆してきた。
　一方、実行委は、実行委員長の遠藤彰良市長が振興協会に対し、総踊りを決行した場合、「何らかのペナルティー」を科すこともちらつかせて自粛を求めたが、聞き入れられなかった。
　総踊りは、南内町演舞場近くの歩行者天国「おどりロード」で行われた。無料で観覧できるとあって、午後１０時に踊りが始まると観客が殺到し、周辺は終わるまで約３０分間、騒然となった。
　実行委が危険を指摘していたように、徳島市の主婦（３９）は「人混みで子どもがけがをしないか心配だった。桟敷席でゆっくり見られるようにしてほしい」と注文をつけた。
　ただ、総踊りそのものには歓迎の声も。「やっぱり総踊りあっての阿波おどり」とは徳島市の主婦（５６）。大阪府豊中市の会社員の女性（３２）も「迫力と一体感があり感動した。
　来年も見たい」と話した。振興協会は「本来は演舞場でやるべきだ」として、今年の総踊りは今回限りとした。
　実行委が新たに総踊りを中止としたのは、祭り運営の収支改善が目的。南内町演舞場に集中するチケットの売り上げを分散しようとフィナーレの際、総踊りに集まっていた１０００人を超える踊り手を計４か所の演舞場に振り分けた。
　だが、振興協会の協力を得られず、所属連が出演を辞退。観客に演出の物足りなさを指摘されるなど、ここまで全ての演舞場で空席が目立つ状況となっている。
　実行委が収支を優先する背景には、昨年までの主催者だった市観光協会が運営を巡って４億円超の赤字を抱えたことで、市が代わりに運営を担おうと実行委を組織した経緯がある。
　実行委は祭り終了後、速やかに運営方法を検証するとするが、昨年と比べて収支が改善しなかった場合、踊り手ら市民の厳しい声にさらされそうだ。
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