【医学】輸血感染、対策後手 献血にウイルス混入 ジビエブーム、リスクに at NEWSPLUS
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1:しじみ ★
18/05/27 19:45:52.08 CAP_USER9.net
献血にウイルスや細菌が混入していたのが原因で、輸血を受けた人が死亡するケースが昨年2件起きた。
輸血による感染は毎年10件前後起きており、
近年は「ジビエ」と呼ばれる野生動物を食べるブームが新たなリスクになっている。
血液事業を担う日本赤十字社(日赤)は、献血のウイルス検査や問診などの対策を強化しているが、
すり抜け防止には限界もあるという。
 手術や治療で使われる血液は「輸血用血液製剤」と呼ばれ、国内100%自給の方針を取る日本では、
すべて日赤が集めた献血が由来だ。同じく献血を原料とする「血漿(けっしょう)分画製剤」では、
過去にウイルス汚染による薬害エイズや薬害肝炎の問題が起きている。
 「ブタやシカ、イノシシの肉を生で6カ月以内に食べた場合は献血をご遠慮ください」
 全国の献血ルームは今年初めから、張り紙などで献血者に注意を呼びかけ始めた。
昨年11月、輸血用血液製剤に混入していたE型肝炎ウイルスによって、
がん治療中の80代女性が劇症肝炎で亡くなった。献血した人が、その前にシカの生肉を食べていたからだ。
 ブタやシカなどがウイルスを保有するE型肝炎は、感染しても発症しなかったり、
発症しても軽い症状で済んだりすることが多い。
ウイルスが体内に定着することもないため、これまではシカ肉の消費が多く、
感染者も多い北海道でしか献血にウイルスが混入しているかどうかの検査をしていなかった。
 今回、女性は抗がん剤で肝臓が弱っていたこともあって、劇症肝炎になったとみられる。
これまで輸血によるE型肝炎感染は大きな問題になっていなかったが、
肝臓専門医の溝上雅史・国立国際医療研究センターゲノム医科学プロジェクト長は
「国内では食材と調理法の多様化で、ウイルス感染のリスクは増加している」と懸念する。
 日赤は再発防止のため、同ウイルスの検査を全国に広げる方針を決めた。
それまでの間は、問診で生肉を食べたことがないかチェックするとしている。
 確率は極めて低いとはいえ、輸血による感染リスクは他のウイルスや細菌でもある。
日赤は薬害エイズ事件後の1999年から、献血のエイズウイルスやC型肝炎ウイルスの検査を導入し、
混入が分かった血液は製剤化していない。
それでも、感染初期でウイルスの量が少ない場合は検出できず、
血液製剤を投与された人が感染・発症してしまうケースは後を絶たない。

 昨年8月には、白血病の治療中の女児が輸血で大腸菌に感染して危篤状態に陥る事故があり、
約1カ月後に死亡した。日赤は精度の問題などから、細菌検査はしていない。
皮膚表面の細菌が混入しないよう採血時に入念に消毒したり、
献血者が体調不良でないか問診したりして防いできたが、
自覚症状のないまま病気で大腸菌を保有している人の血液を採ってしまう可能性は排除できない。
 血液製剤は、こうした感染の危険を常にはらむ。
リスクを減らすため、厚生労働省は献血希望者に
「問診には正確に答え、エイズなど検査目的での献血は絶対にしないでほしい」と求めるとともに、
医療機関には他に治療法がない場合などに限り輸血を選択するよう呼び掛けている。
■がん治療に不可欠
 輸血は大けがした際に受けるイメージが強いが、実は最も多い使途は、がん治療だ。
抗がん剤は、がん細胞を攻撃するだけでなく血液の細胞を作る骨髄の働きも低下させるため、
血液の成分補充に輸血をすることがある。国民2人に1人ががんにかかる時代に、
血液製剤の重要性は増している。
 それに対し、献血者数は減少が著しい。96年度に年間600万人だったが、
2016年度は483万人に減り、特に若年層の減少が大きい。
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毎日新聞
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