【岡山】バス会社(両備グループ)、赤字31路線を一斉廃止へ 国交省の規制緩和が本当の問題か… at NEWSPLUS
[2ch|▼Menu]
1:ばーど ★
18/02/24 13:20:24.84 CAP_USER9.net
両備グループ(岡山市北区)が2月8日、両備バスと岡電バスの赤字31路線の廃止届を国土交通省に届け出たと発表した。公式HPで「地方における公共交通の窮状を広く世間に知っていただくとともに、現行の路線バス行政に対する問題提起の趣旨で提出させて頂いた」と説明している。
問題視したのは、同グループの主力路線に新たに他社が参入申請したことだ。「黒字路線を狙い撃ちにした進出」と指摘し、2002年に行われた規制緩和で、バスの需給調整が廃止されて、参入が自由化されたことについて、「他社の新規参入や運賃値下げを余儀なくされる状況が発生し、何とか維持してきた路線の縮小、撤退をせざるを得ない状況」と説明した。
今回の問題をめぐっては、「規制緩和がやはり悪だった」、「新規参入者は適正な価格設定なのか」という意見や、「赤字路線をどうするのかという問題と規制緩和は別問題」、「沿線自治体や住民など、関係者間での議論が尽くされていない」、「自治体が調整の役割を果たしていない」など、様々な意見が出ている。
今回の問題を通じて、何が見えてくるのか。バス産業に詳しい、東京海洋大の寺田一薫教授に話を聞いた。
●2002年の規制緩和後に起きたこと
ーーまず「規制緩和の弊害」という問題について考えてみたい。もう16年も前のことになりますが、規制緩和をして何が変わったのでしょうか。
「バス事業の規制緩和については、2002年の路線バスの規制緩和がおこなわれる2年前の2000年に、貸切バスで規制緩和があり、大きな影響が出ました。価格競争が行われ、その結果、安全面が後回しにされ悲惨な事故が起きたという主張もされています。
ただ、2002年の乗合バスの規制緩和については、路線の休廃止が増えたとよく言われますが、休止・廃止キロの推移を見ると、それ以前と比較しても大きな変化は見られません。地方自治体などが運営するコミュニティバスや、廃止される路線を引き受ける形の新規参入を除いて、乗合事業への参入は少なく、新規参入したとしても数年後には撤退したケースも多いです」
URLリンク(s3-ap-northeast-1.amazonaws.com)
ーー同じ規制緩和でも、なぜ貸切バスと乗合バスでここまで新規参入に差が出たのでしょうか。
「新規参入事業者が既存業者並みのバスネットワークを構築できるかどうかという点に尽きるでしょう。
例えば、事業を始める際に必要な最低車両数で比較すると、貸切バスは営業区域ごとに5両を持っていれば事業ができますが、乗合バスの場合は制度上最低車両数として5両の常用車と1両の予備車が必要です。ただ路線バスの場合、実際にやっていくには、その最低車両数の6両だけだと十分な輸送力も確保できず、良いサービスは提供できません。
バス利用者にとって影響が大きいのが本数です。結局安くしても使い勝手が悪いと、利用者は去っていきます。また、1路線だけ運行したとしても、それではバス運転手の時間が余ってしまう。ある程度多様な路線がないと、効率的な運行はできず、採算が取れないのです。新規参入が難しいからこそ、地方都市において既存のバス会社のシェア率が高い傾向にあります」
ーー今回の両備の問題は、規制緩和に大きな原因があるのでしょうか。
「新規参入があるということは、その路線で利益を確保できるという見込みがあるからでしょう。両備が主張する『新規参入者は適正な価格設定なのか』という論点はありますが、事業計画認可申請が行われ基準に適合していれば制度上は認可がなされます。不適正とまで言えないのであれば、これは単純に価格競争の問題です。
バスを規制する道路運送法には、ライバルと大きく重複する運行に対して変更を命じる『クリームスキミング』の規定があります。しかし適用が難しいのが現状です。今回と同じような混乱があちこちで起きるならば、発車時間が5分ずれていれば参入を認めるなどのわかりやすいルールにすべきです。
※以下全文はソース先をお読み下さい
2018年02月24日 09時44分
弁護士ドットコムニュース
URLリンク(www.bengo4.com)
関連過去スレ
【岡山】赤字31路線を一斉廃止へ バス会社(両備グループ)、規制緩和で国に抗議 異例の「実力行使」に踏み切る★4
スレリンク(newsplus板)


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

2252日前に更新/35 KB
担当:undef