【EU】スペインにECB副総裁ポスト、「真の勝者」はドイツ at NEWSPLUS
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18/02/21 07:57:57.53 CAP_USER9.net
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2018年2月20日 / 03:24 / 20時間前更新
Swaha Pattanaik
[ロンドン 19日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 欧州連合(EU)では、レースの賞を見事勝ち取った国が必ずしも最大の勝者になるわけではない。
スペインの場合は、デギンドス経済相が欧州中央銀行(ECB)の次期副総裁レースにただ一人残った。アイルランドが19日、同国のレーン中央銀行総裁のECB副総裁立候補を取り下げたためだ。
ところがこうした人事によって、ドラギECB総裁が来年任期満了を迎えた後は、欧州北部出身者が後を継ぐ公算が強まることになる。非伝統的金融政策の打ち切りを切望するドイツにとっては、喜ばしい話だろう。
スペインから次期副総裁を選出したメリットは、デギンドス氏自身の成功というよりも他の要素に関係する面が強い。スペインは現在EU機関トップのポストを何も持っておらず、伝統的にユーロ圏の4大国で占められてきたECB執行部にも代表を送り込んでいない。
もちろんアイルランドとすれば、1999年のユーロ導入以降ECB執行部にアイルランド出身者がまったくいなかった点や、中銀業務経験という、デギンドス氏にないレーン氏の武器を強調し、粘ることはできた。しかし恐らくアイルランドは、ECBのチーフエコノミストに狙いを定めて今回撤退したのだろう。つまり、来年5月に任期を終える現チーフエコノミストのプラート氏の後釜だ。
一方で他の人々が見ているのは、2段階の先のECB総裁人事である。まずドイツはこれまで一度も総裁を出していないが、既に執行部にはラウテンシュレーガー理事を送っている。ラウテンシュレーガー氏の任期は2022年まであり、ECB理事会にわずか2人しかいない女性メンバーであるだけに、他に空席が生じた際に女性が新たに就任するまでは、無理やり辞めさせる選択肢は受け入れ難い。
そこでドイツは、他の欧州北部諸国からの次期総裁候補を支持する道を好ましいと考えるかもしれない。特に後押しするのは、資産買い入れなど金融危機対応モードの政策を積極的に巻き戻そうとする候補者だ。
ユーロ圏経済は理論的に考えれば、そうした陣容入れ替えに対応できるのは間違いない。欧州委員会は7日、今年と来年の成長率をそれぞれ2.3%、2%と予想し、労働市場は改善が続くとの見方を示した。
それでもECB総裁がドラギ氏からより正統的な金融政策を掲げる人物に交代し、デギンドス氏が副総裁として支える態勢になれば、新たな危機に見舞われた場合、ECB首脳部は創造的思考が欠けた状況に置かれてしまうだろう。
●背景となるニュース
*アイルランドのドナフー財務相は19日、同国中銀のレーン総裁のECB副総裁立候補を取り下げると表明した。
*ドナフー氏は、唯一のECB副総裁候補になったスペインのデギンドス経済相を支持すると述べた。
*ECBのコンスタンシオ副総裁は5月31日に任期を終える。チーフエコノミストのプラート氏は来年5月31日、ドラギ総裁は来年10月31日に任期満了となる。


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