【鉄道】各駅停車「新 ..
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2:砂漠のマスカレード ★
17/10/20 08:42:21.24 CAP_USER9.net
すなわち、速さに応じて異なった料金を取るという方針を鮮明にしたわけだが、その金額をめぐってはさまざまな議論がなされたようだ。
1992年3月15日付読売新聞によれば、JR東海は、新幹線利用者の6割以上を占めるビジネスマンの時間当たり労働生産性を根拠に算出した20分の価値を算出、
「短縮された二十数分は2000円近い価値のあるもの」と判断し、最終的に、コスト計算や競合する飛行機に対する競争力を持たせるため、1100円程度を希望したという。
また、料金を認可する運輸省のベースになったのは、1分当たりの労働価値34円(1988年度)という労働省の資料で、
のぞみ開業の1992年度までのベア分を含んで金額をはじき出し、東海の設備投資コストも勘案して950円にしたという。
その後、2003年の品川駅開業時ののぞみ主体の運行へのダイヤ改正時にのぞみの特急指定席料金が平均約1割値下げされ、東京―新大阪間は670円の値下げとなった。
現在、同区間におけるひかり・こだまとのぞみの指定席特急料金の差は310円だ(ただし、このとき初めてのぞみに自由席が設けられ、自由席特急料金については同額となった)。
ここで疑問に思うのはなぜ東京―新大阪間でひかりより1時間も遅いこだまの特急料金がひかりと同じなのかということだ。
ひかりより約20分速いという理由で当初950円高く設定し、現在も310円高いのぞみの料金のことを考えると、
こだまの特急料金はひかりよりかなり安くすべきと感じる消費者は多いだろう。
こだまに乗っているとやたらと停車時間が長い。各駅停車なのだから所用時間が長いのは当たり前だが、ひかりやのぞみの通過待ちが頻繁にあり、
明らかにそれらの速達性の犠牲になり、所用時間が長くなっている。しかも冒頭で述べたようにのぞみ優先のダイヤとなり、こだましか利用できない区間での利便性はかなり劣る。
車内サービスでも劣る「こだま」
新幹線300系。速達タイプ「のぞみ」時代の幕開けとなった車両だ
さらに、より快適性が改善されている新型車の導入はまず、のぞみから導入され、こだまには「お古」があてがわれることも多いし、
現在、こだまには車内販売はいっさいなく、車内に自動販売機もない
。短距離客には不要ということかもしれないが、前述の熱海―新大阪間を例に取れば3時間近くかかる。
こだまでも車内販売は必要なサービスなのではないか。途中駅で停車時間がたっぷりあるからホームに出て買えということか。
JR東海もこだまの割高感は認識しているのだろう。JR東海系の旅行会社・JR東海ツアーズは、通常料金の2〜3割引でこだまに乗れる「ぷらっとこだま」を販売している。
しかし、これは募集型企画旅行商品であり制限がかなり多い。
販売は乗車日前日までであり。設定のない区間・列車もある。
現在の新幹線の特急料金は在来線の特急料金よりかなり高い。
新幹線はかつて「夢の超特急」といわれたことを考えれば、「超特急料金」といってよい。しかし、現在のこだまの速達性はそれに見合っていないと筆者は感じる。


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