【米軍ヘリ炎上】また沖縄の声は届かないのか　飛行再開の知らせに怒り[毎日新聞]

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17/10/18 07:20:10.96 CAP_USER9.net
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　また沖縄の声は届かないのか－－。同県東村高江の民有地に大型輸送ヘリコプターＣＨ５３Ｅが不時着・炎上した事故で、米軍が１７日夜に事故機と同型機の飛行再開を発表した。「原因究明はどうなったのか」。地元住民らは突然の飛行再開の知らせに言葉を失い、怒りをあらわにした。
　米軍ヘリが炎上した牧草地の所有者の西銘（にしめ）晃さん（６４）は飛行再開の情報を聞き、一瞬言葉を詰まらせ「残念だ」と声を絞り出した。
　西銘さんは「根本的な原因が究明されないまま再開するなら、私たちは不安を抱えながら生活しなければならない。飛行しないようにお願いしても聞いてもらえないのか」と怒りをにじませた。「国は最低限、集落の上を飛行しないようアメリカに要請してほしい」と語気を強めた。
　高江周辺には米軍ヘリの離着陸帯（ヘリパッド）があり、子育て環境の悪化を懸念した安次嶺現達（あしみねげんたつ）さん（５８）は今年４月、高江から国頭村（くにがみそん）に引っ越した。飛行再開の一報に「事故から何日もたっていないのに。許せない」と憤る。「いつ落ちるか分からない不安を抱えて高江の人たちは暮らしている。高江だけではなく沖縄県全体で抗議していかなければならない」と話した。
　高江区長の仲嶺久美子さん（６７）は１７日夕方に沖縄防衛局長にヘリ墜落への抗議文を手渡した直後に１８日の飛行再開を報道関係者から聞かされ、憤った。「住民が不安がっている中で、具体的な事故原因も発表されないまま再開することに憤りを覚える。日本政府や防衛局からはまだ何の連絡もないが、米軍に抗議してほしい」と語った。【山下俊輔、遠山和宏】

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