【働き方】大手外資製薬企業で中高年が「追い出し部屋」? 退職勧奨、異動、降格…が宣告される「PIP」とは at NEWSPLUS
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1:和三盆 ★
17/05/25 07:45:07.97 CAP_USER9.net
 製薬大手「アストラゼネカ」(大阪市北区)の医薬情報担当者(MR)が降格、減給された上、“追い出し部屋”に配置転換されたとして、東京地裁に地位確認などを求める労働審判を申し立てた。支援する「東京管理職ユニオン」によると、他にもリストラやマタニティーハラスメント(マタハラ)の被害を訴える社員がおり、提訴を検討しているという。大手外資製薬企業で何が起きているのか。(社会部 道丸摩耶)
 ユニオンによると、労働審判を申し立てたのは、同社で22〜31年のキャリアを持つ40〜50代のMR3人だ。この中のひとり、山梨理さん(54)は、アストラゼネカの前身の会社に入社以来、31年にわたり一貫してMRをしてきたベテラン。MRは医薬品情報を医師に提供するだけでなく、副作用情報を医療現場から収集するなど、高度な知識が必要な専門職だ。山梨さんは主に東北地方でMRとして勤務し、東日本大震災のときは福島県沿岸地域の開業医や病院を担当していた。
 ところが、山梨さんは今年1月1日付でMR職から資材や倉庫を担当するC職に配置転換となり、宮城県から青森県に転勤となった。主な仕事内容はMRが営業時に使うパンフレットの使用期限が来ていないか、在庫が切れていないかを確認する作業で、1日1時間もあれば終わってしまう。「定まった席はなく、ノートパソコンも共有で、名刺ももらっていない。自宅は仙台にあり、単身赴任で青森に来たが、この環境は気持ちを折るための追い出し部屋だとしか思えない」と山梨さんは訴える。
下位10%が対象
 山梨さんが“追い出し部屋”へ配転された理由はなぜか。ユニオンは、会社が平成25年から取り入れた「PIP制度」の乱用だと訴える。
 PIP制度とは、「パフォーマンス・インプルーブメント・プログラム」の頭文字を取ったもので、業績改善計画といわれる。ユニオンによると、同社は前年度の年間成績が全体の下位10%の従業員を対象にPIPを実施。社員に高度な目標を与え、達成できなかった場合に降格となるという。
 PIPの対象となった山梨さんは、薬の説明会を通常は考えられないほどの回数行うなどの厳しい目標を立てさせられ、「1項目でも達成できなければ会社を辞めてもらう」と脅されたという。上司に退職を迫られたが拒否したところ、青森への異動が決まり、仕事内容も大きく変わってしまったという。
〜中略〜
 ユニオンが示した同社の内部資料によると、同社はMRのレベルを、担当する仕事内容によって分けていた。
 最も難易度が高いのは「大学病院など全国レベルの重点施設を含むテリトリー」で、「地域の基幹病院が中心のテリトリー」「地域の病院、開業医を含むテリトリー」と続く。逆に最もレベルが低いとされたのは「開業医が多いテリトリー」で、給与も低くなる。待遇に直結するこのレベル分けは、社員の間で「カースト制度」と呼ばれていたという。
〜中略〜
 もともと、「定年まで勤める社員が皆無」(社員)とされるアストラゼネカ。法廷闘争の行方が注目される。
 一方、アストラゼネカの担当者は「規定にもとづき対応してきた。ユニオンとは団体交渉を進めており、会社の見解はそこで説明している」と話している。

 ■アストラゼネカ=英国に本社を置く製薬企業の日本法人。世界では売上高トップ10に入る。国内では全国に約70カ所の拠点を持ち、抗がん剤や循環器、消化器などの分野で重点的に医薬品開発や販売を行っている。従業員3000人。
2017.5.25 07:00 産経新聞 全文はURL先でお願いします。
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