【政治】 財政膨張、自民党内に異論 麻生副総裁「やりすぎじゃないか」 高市早苗内閣の支持率が低下すれば、党内の路線対立が顕在化する可能性がある at NEWSALPHA
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1:擬古牛φ ★
25/11/29 10:57:26.05
★財政膨張、自民党内に異論 麻生副総裁「やりすぎじゃないか」

2025年11月29日 2:00

政府が28日に閣議決定した2025年度補正予算案を巡っては自民党内に「過大」と懸念する声がある。
長期金利の上昇を警戒する財政規律派だ。
高市早苗内閣の支持率が低下すれば、党内の路線対立が顕在化する可能性がある。

「やりすぎなんじゃないか」。麻生太郎副総裁は民間資金を含めた経済対策の事業規模が
42兆円になるとの説明を受けて周辺にこう語った。
25年度の新規国債の発行額が前年度を下回ると聞くと「そうか」と一定の理解を示した。

自民党内は高市首相が掲げる「責任ある積極財政」を推す意見が大勢だ。
13日午前に党本部で開いた政調全体会議では「責任ある積極財政に見合う相当規模の補正予算が必要だ」
「補正予算は規模が重要だ」といった主張が相次いだ。

財政規律の重要性を訴える意見は少なかったという。
いまは内閣支持率が高いため「平場」と呼ばれる公の会議で政府方針に反対しにくい環境だ。
実際には水面下で麻生氏のような懸念を持つ党所属議員も少なくない。

麻生氏の義弟で元財務相の鈴木俊一幹事長は25日の記者会見で「必要な予算措置をしなければならないが、
財政規律を守っていくことが大切だ」と述べた。高市政権の責任ある積極財政と財政規律の整合性に配慮した。

閣僚経験者の一人は新型コロナウイルス禍への対応で組んだ計70兆円規模の20年度補正予算によって
「財政の感覚が変わり、平時でも10兆円超えの補正が当然になってしまった」と憂慮する。
コロナ禍前の19年度補正予算は3兆円だった。

政調全体会議があった13日昼、麻生氏は自らの派閥会合で規制改革の推進を提起した。
地元に近い福岡市でビルの容積率規制を緩和したところ大規模再開発プロジェクトが相次いだと紹介し
「政府のカネは一銭も使っていない」と話した。

麻生派幹部は歳出が過度に膨らまないよう戒めた発言だと受け止めた。
財務相を9年近く務めた麻生氏は財政規律を重視する。

一方で、12月下旬に閣議決定する見通しの26年度予算案も歳出が膨らむとの見方が多い。

首相は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の単年度黒字化目標を取り下げ、複数年度で評価する意向を示す。

財政の健全性を測る尺度をPBから政府の「純債務残高」の名目GDP(国内総生産)比に変えるべきだとの意見もある。
純債務残高は債務から金融資産を差し引いた数字だ。これらの動きはいずれも歳出拡大の布石となり得る。

高市政権の党人事で規律派の意見は通りにくい構造になった。
財政目標を議論する財政改革検討本部のトップは旧安倍派で積極財政派の西村康稔元経済産業相が就いた。

前任の小野寺五典前政調会長は旧岸田派で、積極財政派と規律派のバランスをとっていたと党内で評価される。
規律派とみられてきた麻生派の中西健治氏は同本部の幹部から外れた。

19日に開いた非公式の幹部会では長期金利の上昇を念頭に
「財政本部の動向はマーケットにみられていると常に意識すべきだ」との意見が出たが、財政規律を求める意見は少数だったという。

首相が自民党総裁選に勝利した10月以降、長期金利の上昇と円安が加速している。
対ドルの円相場は10月初めに東京外国為替市場で1ドル=140円台後半だったのが、157円台まで円安・ドル高が進んだ。

自民党内で財政規律派による異論が広がるかどうかは市場や内閣支持率の動きとも連動する。

日経新聞 URLリンク(www.nikkei.com)


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