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985:132人目の素数さん
24/06/06 05:03:22.16 c8Ms097X.net
多項式を多項式で割った形をした式を有理式と言います。一般の有理式を平面上の関数とみなすためには、分母が0になる点では値として$\infty$を取ることも許さねばなりません。しかしそのように取る値の範囲を拡げ、$z$の動く範囲も平面全体に無限遠点$\infty$を追加した形の$\hat{\mathbb{C}}:=\mathbb{C}\cup\{\infty\}$へと拡げれば、代数学の基本定理を有理式に対して拡げることができます。詳しくは、$z^m+b_1z^{m-1}+\cdots+b_m=0$と$z^n+a_1z^{n-1}+\cdots+a_n=0$が共通の解をもたない場合に方程式$$\frac{z^n+a_1z^{n-1}+\cdots+a_n}{z^m+b_1z^{m-1}+\cdots+b_m}=c$$の解の個数を重複度を込めて数えれば、その値は$c\in\hat{\mathbb{C}}$のとり方によらずに$\max\{m,n\}$\footnote{$m$と$n$の大きい方}になります。
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