Inter-univeral geometry と ABC予想44 at MATH
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274:132人目の素数さん
21/07/14 20:21:41.55 Mve6IhcM.net
岡潔のことを紹介しょう。岡潔は今では伝説の数学者であり,多変数複素関数論の研究で人間業とは思えない仕事をした人である。
多変数複素関数がどのような領域で正則であるか、というのは関数論における重要な問題であり、正則領域の問題とよばれる。
この問題の重要性は20世紀の初め頃に認識され出したが,あまりに難しいために誰も手をつけることができなかった。
岡潔のためにとっておかれたと言ってもよいくらいである。
岡潔は生涯におよそ10編の論文を書き、最終的には懸案であったレヴィの問題を解決し、多変数解析関数論の基礎を与えた。
これらの論文はすべてが珠玉の傑作であり,これらが一人の人間の手によって成ったというのが信じられないくらいである。
多変数解析関数論とは岡潔によって創造された数学の世界であると言ってもよい。
ブルバキの主要メンバーであったヴェイユやカルタンが岡の研究を高く評価し、それによって岡潔は文化勲章を受賞した。
日本の数学者達が神様のように見ていた数学者のジーゲルが,『オカとはブルバキのように数学者の団体の名前だと思っていた』と言ったという話も伝わっている。
ジーゲル、ヴェイユ, カルタンらはわざわざ奈良まで岡潔を訪ねた。カルタンはセールと共に岡の論文を解読し、層の理論により記述した。
H. カルタン
フィールズ賞を受賞したセールと共に岡の論文を解読し、岡の理論を層の理論によって記述した。
A.ヴェイユ
ジーゲルと同様に,当時の日本の数学者にとっては神様のような存在であった。
代数幾何の第一人者であり『Foundations of Algebraic Geometry』という本を書いたが,この本はグロタンディックのスキーム理論の出現により一瞬にして古典となった。
URLリンク(staff.aist.go.jp)


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