【アル・パチーノ】ス ..
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298:無名画座@リバイバル上映中
12/07/29 21:11:54.96 ScLFhmQe.net
スカーフェイスは悲しい物語なのだ。
一見、イケイケの男による成り上がり劇だけのように見えるが、深く追求すればそれだけではない。
彼、トニー・モンタナは劇中ではイケイケにも見えるが、実は酷く悲しく、寂しい男なのである。
彼が欲しかったものは金、権力、自由だけではなかった。
本人にとって何よりも欲しかったもの。
それは「家族愛」である。
「どうだい?立派な息子だろ?」と成功した自分を認めて欲しいが為に母親に会いに来る
しかし、母親からは「失せろ」と一蹴されてしまう。
その時のトニーの悲しそうな表情、声。
彼にとっての母親がどんなものかがこのシーンで分かる。
また、エルビラにプロポーズする時も「子供が好きだ。一緒に子供を育てたい」と言う。
さらに、ボリビアの麻薬王ソーサがトニーに政治家暗殺を依頼をし、それを決行しようとした時に
単独行動のはずの政治家が妻と子を連れて現れる。
それを見たトニーは驚いた様子で「これでは駄目だ、中止しよう。」と言う。
ソーサにとっては自分の地位を脅かす人物を殺す滅多に無いチャンスなのだから、そんなことが許される訳などないのに。
勿論、ソーサの部下はボスに刃向かうのを恐れ、決行しようとする。他人の子供や妻の命などより自分の命の方が大切なのだ。
だが、トニーはと言えば、話した事も、会った事も無いアカの他人の妻と子を庇うのだ。
そんな事をすれば、一体どうなるか分かっているはずなのに。
自身の妻であるエルビラに対しても、出て行かれた後、何度も「エルビラから連絡があったら愛してると伝えてくれ。」と部下に指示している。
また、唯一の親友であるマニーに対しても本当は愛しているのに、不器用な為に上手く自分の気持ちを伝えられていない。



挙げたらキリがないのでこのくらいで終わらせるが、スカーフェイスは深く考えれば考えるほど、素晴らしい作品だという事が分かる。
読み難い文章で申し訳ないのだが、これからもっとスカーフェイスのファンが増えてくれる事を願う。



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