【行政】「もう戦争だよ」クマ被害急増に秋田藩主・佐竹北家の21代目当主(前秋田県知事)が怒り 犠牲者の状態「本当にむごい」「葬る方だって惨め」
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1:擬古牛φ ★
25/10/25 07:56:27.28
★「もう戦争だよ」クマ被害急増に前秋田県知事が怒り 犠牲者の状態「本当にむごい」「葬る方だって惨め」
10/23(木) 17:10配信
全国各地でクマによる被害が相次いでいる。今年度のクマ被害による死者数は全国で9人(10月22日時点)と、
統計を取り始めた2006年以降で過去最悪に。人を食べる目的で襲った食害のケースも複数報告されている。
特に被害が深刻な秋田県で、長年クマ問題について強い発信を行ってきたのが、
今年4月に知事職を勇退した佐竹敬久前秋田県知事だ。駆除への抗議電話に対し「お前のところにクマ送る」
「(受話器を)ガチャン!」など、過激な発言でも話題を集めた佐竹氏に、クマ問題を巡る秋田の現状と今後を聞いた。
【連載全3回の1回目】(取材・文=佐藤佑輔)
10月中旬、秋田市内の自宅を訪ねると、普段着姿の佐竹氏が出迎えてくれた。
江戸時代から当地を治める秋田藩主・佐竹北家の21代目当主。立派な武家屋敷か、
はたまた大豪邸かと覚悟していたが、閑静な住宅街によくなじんだごく普通の邸宅だった。
秋田駅からは徒歩50分ほどの距離で、歩いてきたことを伝えると
「(クマは)出なかったか? すぐそこの、うちの目の前でも1人やられたんだ。
両目をやられて……むごいもんだよ。一番近い20メートル先のコンビニの前に出たこともあった。
すぐ近所に5歳と2歳の孫もいる。(生家の)仙北の方なんか裏の山に10頭も20頭も出てる。
本当に切実な問題」と、前知事としてよりもまず、地域住民としての本音を口にした。
なぜ今、クマ被害が急増しているのか。
本題に入ると、佐竹氏は、度々ささやかれている
「人間が山を開発したから」という俗説に対して真正面から異を唱えた。
「メガソーラーのせいだなんだ言われてるけど、まったく逆。
人口減少で人が住むところがどんどん山から遠ざかって、里山が原生林化している。
森が豊かになって増えたクマが、人間の生活の場に近づいてるんです。
人口1000人の村周辺に、2000頭のクマがいるようなところもある。
県で作った目撃情報の一覧マップもあるけど、実際はあれの3〜5倍は出てますよ。
だって届け出するたびに警察の調書に付き合わされるんだから。
毎日出るようなところはいちいち報告してられない」
秋田県では増えすぎたクマに対処するため、直接人に危害を加えた個体以外にも、
個体数調整として人里近くでわなにかかったクマの駆除を進めている。
人を襲ったことのないクマまで駆除することや、登山や山菜取りなどで人が自ら山に入って襲われたケースなどでは、
他県から抗議の声が寄せられることも少なくない。クマ問題に他する考え方は地域によってもさまざまで、
中には「危険なクマは絶滅させるべき」「クマが出るところに人は住むな」など、両極端な声も存在する。
「都市部の人には分からないかもしれないけど、山に入るのも生活のうちなんです。
山菜取りで年に200〜300万円稼いで生計を立てているおばあちゃんもたくさんいる。
クマが出るから今年は舞茸の出回る量が少ない。(岩手の)北上の方では祭りが中止になった。
そうやって名産や活気がなくなって、ますます人が減っていく悪循環が起こります。年寄りは散歩ができない。
子どもたちは外で遊べない。クマのせいで健康や成長、生活のすべてに影響が出る。
こうなるともう戦争だよ、戦争。普段の日常生活を送れないんだから、戦時下と変わらない」
戦争と変わらない。そう強い表現を使うのも、佐竹氏が実際にその目でクマに襲われた被害者を見てきたからだ。
「顔面をやられるでしょ。仮に助かっても本当に人生が変わっちゃう。目をやられることも多いし、仕事もできなくなる。
今の医療技術でも原形には戻らない。女性なんかもう外にも出られなくなっちゃう。本当にむごいもんですよ。
食われた遺体なんか、人間の形をしてないんだから。見れたもんじゃないし、葬る方だって惨めですよ。
生きたまま食われるなんて、こんなに怖くて惨めなことはない。あらゆる事故の中でも最も悲惨な亡くなり方をする。
国には本当に、そういう想像力を持ってもらいたい」
切なる言葉で被害地域の実情を語った佐竹氏。
次回では物議を呼んだ「クマ送る」「ガチャン!」発言の真意と、警察組織によるクマ専門“特殊部隊構想”を語る。
ENCOUNT URLリンク(news.yahoo.co.jp)
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