スレを立てるまでもな ..
[2ch|▼Menu]
2:天之御名無主
07/05/14 00:04:53
【 お願い 】
 ○質問は多くの住民に目のつきやすいようにageていきましょう。常時age進行でもかまいません。
 ○質問者は何がわからなくて困っているのか、できるだけ具体的なキーワードを盛り込んで
   質問しましょう。
 ○回答者は相手が初心者・初学者だということを念頭に、優しく丁寧に回答しましょう。
 ○質問に回答があった場合には、その内容が「参考になった」「理解できた」「質問の意図と
   ズレている」などのリアクションをしましょう。
 ○既に専門のスレが建っていたり、板違いの質問のようであれば、速やかに誘導してください。
   また、あなたの知りたい話題を扱ってるスレを紹介してもらったり、
   新スレを立てる時に、みんなが利用し易くなるよう、ここで相談してみるのもいいでしょう。
 ○2ch外のサイトにリンクを張る場合、サーバーの負担軽減のため、httpのhは削りましょう。
   著作権に関しては自己判断・自己責任でお願いします。
 ○質問スレでの過度な論争は自粛してください。
 ○自作自演、煽り、荒らし行為は厳禁です。そのような行為を見かけても、放置でお願いします。


3:【旧質問スレ】
07/05/14 00:07:27
【0】民族神話板へようこそ【初心者用スレッド】 2000/09/21〜2002/05/24
URLリンク(academy.2ch.net)
【1】■スレを立てるまでもない質問@民俗・神話学板■ 2002/05/22〜2003/03/15
URLリンク(academy2.2ch.net)
【2】■スレを立てるまでもない質問@民俗・神話学板■ 2003/03/18〜2003/12/13
スレリンク(min板)
【3】■スレを立てるまでもない質問@民俗・神話学板■ 2003/12/27〜2004/06/27
スレリンク(min板)
【4】スレを立てるまでもない質問4 2004/06/27〜2004/10/08
スレリンク(min板)
【5】スレを立てるまでもない質問 5 2004/10/08〜2005/06/--
スレリンク(min板)
【6】スレを立てるまでもない質問6 2005/06/19〜2006/02/--
スレリンク(min板)
【7】スレを立てるまでもない質問7 2006/02/07〜2006/10/--
スレリンク(min板)
【8】スレを立てるまでもない質問8 2006/10/25〜2007/05/13 (前スレ)

4:【自治系スレ】
07/05/14 00:08:26
min:民俗・神話学[スレッド削除]
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min:民俗・神話学[レス削除]
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lt;lt;lt; 雑談スレッド その2 gt;gt;gt;
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★★★民族・神話板について考える2★★★
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【良スレ・良コテ】民神板・審査委員会【あぼーん】
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色んな話し■オフ会■花咲かせよう
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当板では原則としてゲームの話は禁止ですが、どうしてもゲームの元ネタ探しなどで
当板住人の力を借りたい時などは以下のスレをご利用ください。
【ゲーム】元ネタ総合【コミック】
スレリンク(min板)l50
ゲームや漫画等によって歪められる神話伝承No.2
スレリンク(min板)l50
漫画や小説に神の名前がでるとマジうざいです
スレリンク(min板)l50
映画化された神話・伝説
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5:【 研究者 】
07/05/14 00:09:15
柳田國男
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折口信夫の!
スレリンク(min板)l50
★南方熊楠★
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赤 松  啓 介
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宮本常一について調べています!
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【松谷】現代民話考について【みよ子】
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伊藤清司・貝塚茂樹、中国の妖怪・山海経
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中沢新一さんが好き
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レヴィ・ストロース!
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〔金枝篇〕J.G.フレイザー〔全訳刊行開始〕
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ジョルジュ・デュメジル
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6:【大学・学会・施設・進路 等】
07/05/14 00:10:33
国内人文系研究機関 WWWページリスト
URLリンク(www.sal.tohoku.ac.jp)
学協会情報発信サービス
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)
博物館の博物館
URLリンク(candy.hus.osaka-u.ac.jp)
日本と世界の博物館、美術館、天文台へのリンク集
URLリンク(www.pp.iij4u.or.jp)
日本民俗学会
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)
日本民族学会
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)

7:【 書籍・文献 等 】
07/05/14 00:11:17
民俗学・神話学の基本文献リスト
スレリンク(min板)l50
日本の民俗学を学ぶお勧め書籍
スレリンク(min板)l50
神話・伝説・昔話の類型についての文献
スレリンク(min板)l50
【イリアス】岩波文庫の古典モノ【オシァン】
スレリンク(min板)l50
労働の人類学に関する本は?
スレリンク(min板)l50

民俗調査の方法と問題について
スレリンク(min板)l50
他板の民俗学神話学系スレを集めてみるスレ
スレリンク(min板)l50

8:【大学・学会・施設・進路 等 2】
07/05/14 00:12:37
民俗学ってどこの大学で勉強できるの?その2
スレリンク(min板)l50
文化(社会)人類学を学べる大学院
スレリンク(min板)l50
宗教人類学を勉強したいYO!
スレリンク(min板)l50
神話学が勉強できる大学は?
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<民俗>筑波・成城・國學院<大学>
スレリンク(min板)l50
國學院大學に合格
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国立民族学博物館
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佐倉・国立歴史民俗資料館
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民俗学を大学で学んだ後できる仕事
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9:【 その他 】
07/05/14 00:13:58
民俗学と文化人類学
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民俗学の魅力と意義
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文化・民俗を学ぶ意味を考える
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民俗学は死んだ・・・
スレリンク(min板)l50
民族って、な〜に?
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文明と文化の違いについて教えて!
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都市に民俗学はあるのか?
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10:天之御名無主
07/05/14 00:58:01
ヨモツヘグイをしたイザナミはイザナギが来た時に
どうやって”黄泉帰り”しようとしたのでしょうか?
黄泉の国の神と相談?というのは体にとりついた雷神たちのことか、
他の神も指しているのか?

11:天之御名無主
07/05/14 01:51:04
>>10
その辺は記紀を読んだ限りじゃさっぱり判らん。
八雷神だか黄泉神だかに相談して何とかしようとしてたのは確か。
黄泉神が誰を指すかとかも判然としない。
後に伊邪那美自身が黄泉津大神の座に就いちゃってるし。

12:天之御名無主
07/05/16 01:11:14
>>11
そうですか…
ヨモツヘグイってのは黄泉の食物を口にすることですよね?

13:天之御名無主
07/05/16 02:06:19
>>12
その通り。黄泉戸喫な。

14:天之御名無主
07/05/20 13:25:55
あげ

15:天之御名無主
07/05/20 20:15:02
>>1

質問:天皇陵の発掘に前向きな研究者をご存知でしたら教えてください。
共産党でもいいけど、ちゃんと考古学か史学をやった人で。

16:天之御名無主
07/05/20 22:47:40
>>15
考古学板か日本史板行った方がいいんじゃないの?
ちょっと板違いかな。

17:天之御名無主
07/05/21 02:21:48
バーバラ・ウォーカーの神話辞典を買ってみたんだけど、
どれもこれも地母神で月女神で植物英雄譚でポカーンとしてます。
読み物としては面白いんだけど、学問的評価はどうなんでしょうか?


18:天之御名無主
07/05/21 05:41:12
なぜ神話に出てくる凄い武器には剣が多いんでしょうか?
実際の戦いでは剣よりも槍や棍棒や弓矢の方が重宝されていて剣は飾りみたいなものだったらしいですが
神話が作られたときの時代の人たちも実用性より見栄えを重視したということですか?

19:天之御名無主
07/05/21 06:43:31
>>17
これまたとんでもない本を買いましたね・・・。
あれは作者の妄想と牽強付会の塊たるトンデモ本として有名です。
あなたのポカーンという感想が概ね正しいです。
あまり真に受けないほうがよろしいですね。

20:天之御名無主
07/05/21 06:59:33
>>18
神話、伝説に出てくる事物というのは現実的に解釈するのではなく、
それに込められた暗喩というか象徴、メタファーといったものを読み取るものなので
剣より槍や弓矢の方が強いという意見は少々野暮ですね。
「剣」というものがどれだけ実用性に足るかではなく
神話中においてそれがどのような意味が込められているかが大事な訳です。
古代において剣は呪術的な意味合いが強いですからね。

21:天之御名無主
07/05/21 10:05:18
剣ばかりじゃないと思うがなー
ギルガメシュやヘラクレスは棍棒を使うし
マハーバーラタも弓矢のほうが使用頻度がずっと高いだろう。

22:天之御名無主
07/05/22 00:04:35
でも剣が飛びぬけて多いだろ

23:天之御名無主
07/05/22 01:06:35
んなことはない。
ケルト神話では槍が重要だし、エジプト神話にもめったに剣が出てこない。
統計とったことはないけど。

24:天之御名無主
07/05/22 13:10:16
棍棒→耐久性あり・加工がほとんど必要ない原始的で手軽な武器だが
   振り回すのに体力が必要

銅剣→切れる・突ける・毒をぬれるので体力がない女性でも使えるが、もろい
   肉をさばく短刀などは調理用具としても使用でき、護身用として重宝

鉄剣→切れ味で棍棒に、耐久性で銅剣に勝てるのでバランスがいい
   刀身が太陽に反射して光るので集団戦において、リーダー個人の威厳を示しやすいかもしれない

弓矢→粗末なつくりだと、遠距離では役立たず・近距離でも役立たず
 中距離戦は神話的古代ではあまりなく、戦国時代の武器

槍→素人でも突き攻撃は可能で、耐久性もあり実戦的なため、戦国時代の集団戦で多用
 欧米では斧と並んで有力な武器だが、日本ではこれも神話的古代の武器ではない

日本神話におけるおもな描写
くさなぎ剣→王権・武力による平定のシンボル
にぬり矢→男性のシンボル(下鴨神社)
鏡→巫女自身を映し出すことにより、巫女の中の神と交信する?
 神のお告げにより村を繁栄させる和平のシンボルか
まがたま→どうみても高貴な人の装飾品の域を出ない

25:河豚比礼 ◆dWUgTap1G2
07/05/22 14:51:16
>>20
何となくだけど……日本の場合、首をはねる(死を確定させる儀式?)
のに、剣が使われていて、後に呪術的な道具とされたんでないかな?
〜カリが斬り系、〜リが刺し系なら、イツノオハシリは刺し系に
なってしまうが。
>>12
黄泉で炊いた料理と言った方が近いかな。

26:天之御名無主
07/05/22 21:51:59
>>15
天皇陵の「発掘」の話だけではないが、
近代の天皇陵観を追っている人物として、
外池昇氏の名前を挙げておきます。
興味がおありならば以下の参考書籍に
目を通してみてください。

外池昇『天皇陵の近代史』(吉川弘文館 2000年1月)

27:天之御名無主
07/05/22 22:55:07
すいません。寺社板から来ました。
質問ですがお願いします。

自分が子供の頃、猫が死ぬと(多くの場合死体を晒さないけど・・)三本辻の
道端に埋めてシャモジを立てて置きました。
最近でこそ見かけなくなりましたが、それにはそれ相応の理由があったことと
想います。きっと死んだ「猫の霊」にかんするものと思いますが、どの様な事が
言い伝えられているのかご存知の方がおいででしたらお教えください。
お願いします。
それと、犬の場合はどの様に葬る習慣があるのか合わせてお願いします。m(__)m

28:天之御名無主
07/05/23 01:56:19
>>26ありがとうございます

29:天之御名無主
07/05/23 04:06:47
>>27
どこの地方の話?

30:天之御名無主
07/05/23 04:21:21
>>27
猫じゃないんだけど、犬に関しては、犬供養という習俗があります。
下記はネットにあったものだけど、参考までに。

URLリンク(www013.upp.so-net.ne.jp)
[犬供養]
栃木・茨城・千葉県から東北にかけて犬供養という風習がありました。
毎年二月から四月、また牝犬が難産で死ぬと三日目ぐらいに近所の女達が集まり、
握り飯をつけたY字型の「犬卒塔婆」を村はずれの三本辻などに立てて拝む「安産行事」
(これをしないと自分たちも難産するという)。
そのときに上げる握り飯を妊婦が食べると産が軽いという。
利根川流域の「犬卒塔婆」は、Y字型の生木に経文を書いて墓場の入口や辻、川原に立てるという。


31:天之御名無主
07/05/23 08:36:51
>>27
まずその習俗がある自治体の歴史(『○○市史』とか)を図書館などで参照するか、
近隣のご老人などに伺うなどのほうが解明への近道かと存じます。
特に前者の場合民俗編などが独立してあるのならば、
おそらく出ている事例だろうかと思います。
ネットの検索などではまず出てこないでしょうから、
ここに書き込んで返答を待つより、
ご自分でお調べになることをおすすめいたします。

ふと思ったんだが「猫も杓子も」にひっかけたダジャレじゃないよなぁ。。。


32:河豚比礼
07/05/23 14:06:50
中濃ソースだけど……十字路の脇に動物の骸を埋めるという話なら、
読んだ覚えがある。 道の交わる地点に埋葬する事で、迷い出て来ない
様にするとかなんとか……杓子の事は無かったと思うorz

33:27
07/05/23 19:19:47
>>29 >>30 >>31 >>32
皆様早速に書き込み戴き本当にありがとう御座います。

>>29
地域は埼玉の熊谷と秩父の中間くらいの所です。

>>30
[犬供養]の話は初めて聞きました。ここからもそれ程離れていない地域の
習慣でしょうが、この辺りではそのような習慣は無いと思います。
興味深い習慣です。

>>31
そうですね「猫も杓子も」は案外的を得ているのかもしれません。言われて見れば
しゃもじの場合も杓子の場合も両方見かけたようなおぼろげな記憶があります。
機会を見て地域のお年寄りからも話を聞いて見たいと思います。

>>32
>道の交わる地点に埋葬する事で、迷い出て来ない 様にするとかなんとか・・・

自分もそんな風に聞いた記憶があります。と言う事は、犬や猫の霊であっても
飼い主の元に戻る事を忌み嫌っていたと言う事なのでしょうかね・・・
犬や猫を自宅の敷地などに埋める事は霊による悪影響があると考えられて
居たり、実際にそれらの「霊障」のような話もあったりするのでしょうか。

みなさま、本当にありがとうございました。新たな情報がありましたら是非
お願いします。 m(__)m






34:31
07/05/23 22:18:15
調べろと書いておいてなんですが、
少々気になったので私見ですが書かせていただきます。

杓子の民俗として平凡社の世界大百科事典には、
  
  しゃくしはさまざまなまじないにも使われ,家の戸口にさして悪疫や風邪よけとしたり,
  自在かぎに結びつけて火伏せのまじないにもされた。また遊女が辻でしゃくしを振って
  遊客を招く呪術(じゆじゆつ)に使ったり,死者の魂をよび戻す魂呼び(たまよび)にも
  しゃくしが使われた。

とあります。

また猫はお住まいの埼玉県北部などでは養蚕の盛んだったところでは、
鼠除けとして非常に重宝されていた節があり、
新田義貞の血を引く殿様の書いた猫の絵が、
幕末頃から鼠除けから疱瘡よけへと幅広い用途で民間に広まっていった
歴史的事実もあります。
猫にも災いを除ける性格があるものと考えられます。
(参考 落合延孝『猫絵の殿様』(吉川弘文館 1996年5月)

以上の点を踏まえてオーソドックスに考えますと、
「三本辻」(三叉路?)という比較的人の往来のあるところに、
このような呪術的行為を行なう理由は、
つまるところ外部からの「災厄除け」とか「疱瘡除け」「狐憑き除け」などの
マジカルな意味づけのものであり、
死んだ猫の霊供養というものではないような気がいたします。
あえて本物の猫の死体を使っているのが気になるところですが。

35:天之御名無主
07/05/24 02:54:37
>>34
辻神を防ぐ石敢当みたいな役割を果たす訳ですな。

36:河豚比礼
07/05/24 07:41:07
>>33
訊いて欲しいのは個人的には二つ。
1〕猫なら区別なく行うのか。 2〕誰が行うのか。
特に母猫を対象としていて、女性の集まり(子安の信仰・講?)が
中心となって執り行うなら、犬卒塔婆が転じたものかも知れない。
杓子やシャモジは主婦の象徴と言えるから、女性達がY字棒の代わりに
立てたとも推測出来るかな。

37:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/05/24 23:21:25
>>32
蛇を殺した場合、三つに切って十字路に埋めるという民俗がありますね。
『嬉遊笑覧』には、猫の頭を十字路に埋めた後、砕いて本尊にしていた巫女
の話があります。
他にも、往生しきれないものの骸を十字路で踏ませた例は多い。
以上は本朝の例ですが、中世の欧州でも、罪人の骸は十字路に埋めたそうで
す。化けて出そうな死霊を、踏んで鎮めたのでしょうね。

シャモジは(民俗的な)用途が多過ぎて検討もつきません。

38:天之御名無主
07/05/25 00:28:06
最近まで、鳥居は神社にしかない物とばかり思ってたんですけど、鳥居のある寺を見ました。
あれは一体どういう事なんですか?神仏習合とかそういうアレですか?
ちょっと詳しく教えていただきたいです。

39:天之御名無主
07/05/25 02:58:21
>>18
剣というのは先っぽだけ金属使ってればいい
槍や斧、矛のような下級兵士の武器と違って
全金属製じゃないといけないから高価だったのよ

つまり王様や貴族じゃないと持てない武器
故に神が持つにもふさわしい武器となったのさー

40:天之御名無主
07/05/25 15:08:26
>>38
あまり珍しい話ではありません。
寺院にも鳥居を作る例は過去ありました。
そういう寺院もあっただけのことでしょう。
例えば大阪四天王寺の鳥居は鎌倉時代に建立されたもので、
日本でも古い鳥居の著名なもののひとつです。
他に陵墓や一般の墓にも鳥居は建てられることがあります。
厳密には言えないことではありますが、
感覚としては神仏習合云々より聖地を示したり、
その境界を示したりするものだったと考えたほうがいいのかも。
私見ですが。

地図記号などで鳥居が神社のシンボルになっていますが、
このような表現がいつの頃始まったのかははっきりしないようですが、
江戸期初頭の幕府編纂の絵図には、
すでに鳥居は神社を表しているとのことです。

参考 稲田智宏『鳥居』(光文社新書 2,002年10月)

41:天之御名無主
07/05/25 19:07:58
戦場ヶ原の赤城山の神(百足)と、赤城神社の祭神である赤城山の神(赤城大明神)は
同根なんでしょうか? それとも、同じ山の山神でも別物なんでしょうか?

42:天之御名無主
07/05/25 19:56:48
>>41
『日光山縁起』などでは戦場ヶ原で赤城大明神が大蜈蚣(ムカデ)になって戦ってるわな。


43:天之御名無主
07/05/25 20:12:50
なるほど。同一の神様なんですね。
戦場ヶ原の方は民話とばかり思ってました。
ありがとうございました。

44:天之御名無主
07/05/26 00:18:47
民俗学・神話学ってどこの大学に行ったら学べるでしょうか?
教えてください、お願いします。

45:天之御名無主
07/05/26 00:35:49
>>44
>>2-9

46:27
07/05/26 07:41:55
>>34 >>36
改めて色々お調べくださったようで、重ね重ね有り難う御座いました。

>>34
ご指摘のような「マジカルな意味」は特に聞いた事は有りませんが
特に理由付け云々ではなく、ごく自然にやっていたようでした・・・・

>>36
>1〕猫なら区別なく行うのか。 2〕誰が行うのか。
はい、一応猫が死ぬとやってました。家によっては犬でもやっていたようです。
行っていたのは飼い主とかその家族の誰かで、特に女性達が・・・と言う事は
無かったと思います。

みなさま、本当にありがとうございました。新たな情報がありましたら
またお願いします。 m(__)m

47:天之御名無主
07/05/26 09:01:34
>>44
君の学力にもよるだろうが、
今は受験勉強に専念して、
自分が行けそうな大学をピックアップし、
それをもとに先生に相談したほうがいいと思うよ。

ただ学問的に神話も民俗も「頭打ち」だということは、
覚えておいて損はないと思う。
神話も研究やりつくしちゃっているんだろうし、
民俗も同様に従来の聞き取りなどは、
今後ますますできなくなるだろうしね。
なぜかはわかるよね。


48:天之御名無主
07/05/26 13:33:24
>>47
学問としての民俗学の動向は、
学会誌『日本民俗学』に一番反映されていると思うのだが、
あなたは、最近の学会誌に目を通したことがありますか。

学会誌を多少なりとも読んでいる人なら、
後段のアドバイスは、まず出てくるはずはないと思う。

49:47
07/05/26 14:27:46
>>48
違うのならば、>>44にアドバイスをしてあげてもよいのでは。
このままだと私のうがった見方だけになってしまいますので。
民俗学の意義と学問の今後の展望を書いていただけると、
若人の指標にもなるのではないかと思います。

学会誌は読んでません。
素人で独学でしかないものですから、
専門の方が違うというのならば、
それを示していただけると私も勉強になりますので、
よろしくお願いいたします。


50:天之御名無主
07/05/26 14:46:42
学会の動向も知らずに先入観とイメージだけで「民俗学は斜陽ww」とか書いておいて
>>49の無責任丸投げっぷりはないよなあ。
日本民俗学会のホームページで『日本民俗学』に掲載されてる論文タイトルくらいはチェックできるし
年会のテーマだって確認できる。探せば現役民俗学者のブログだってあるし・・・

神話学のほうもフォローしておくと、とりあえずは松村一男が近年精力的に神話学関係の論集を出しているので、
図書館にでも行ってそれを参照すればとても「研究され尽くした」とはいえないだろう。


51:天之御名無主
07/05/26 15:21:38
>>49
残念ながら、現代民俗学の基本的概念にあまり通じておられない方に
「民俗学の意義と学問の今後の展望」を、
数百字程度で説明できるほど、私の学識は高くありません。
申しわけありませんが、下記のサイトなどを参考にして、雰囲気を感じてください。

日本民俗学会ホームページ
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)
静岡大学教育学部・矢野敬一研究室
URLリンク(shakai.ed.shizuoka.ac.jp)
東京大学東洋文化研究所菅豊研究室
URLリンク(www.ioc.u-tokyo.ac.jp)

それから、私は独学で民俗学を勉強しているあなたの姿勢をどうこう言うつもりは全くありません。
ただ、これから大学で民俗学を学びたいという受験生に、
今日の大学で、どういう民俗学の講義が行われているのかを知らない方が、
アドバイスするのは、どうかなと思っただけです。

52:天之御名無主
07/05/26 15:48:06
>>51
これもおもしろいよ。
千葉大学 橋本裕之研究室
URLリンク(hashimoto.kustos.ac)

53:天之御名無主
07/05/26 15:54:32
>>40
なるほど。参考になりました。ありがとうございます

54:天之御名無主
07/05/26 21:29:11
皆さん世界ふしぎ発見見てますか?

55:天之御名無主
07/05/26 21:44:59
ただ今見てまーす。

56:天之御名無主
07/05/27 23:19:04
>>44
民俗学ってどこの大学で勉強できるの?その2
スレリンク(min板)


57:天之御名無主
07/05/28 01:41:55
スマップに草なぎっていますが、くさなぎ剣と関係がある家系なのですか?

58:天之御名無主
07/05/28 01:43:37
>>44
民俗学で卒論が提出できる大学のリスト。
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)  約70大学。

講義で1コマか2コマ開設されている大学は,もしかしたら200大学以上あるのでは。

以前に比べれば、圧倒的に増えたよね。

59:天之御名無主
07/05/28 13:29:18
ソロモン72柱の魔神には序列があるみたいだけど
ベリアルが68位っていうのが意味分からない。
格とか強さとかは、この序列には関係ないのかな?

60:天之御名無主
07/05/29 00:01:52
彼氏彼女に民俗学、神話好きであるとオープンに出来ますか?

61:天之御名無主
07/05/29 00:34:38
>>59
あの順番は整理番号みたいなもんで強さや格の順ではないよ。
72柱全員が爵位とか王位とかの階級持ってるけど、それと関係なく番号バラバラに振ってあるし。

62:天之御名無主
07/05/29 01:47:16
>>60
妖怪、宗教好きって言ったら引かれるかもしれんけど、民俗学、神話学好きならいいんじゃない?
逆に知的な人に見られるかもよ。

63:天之御名無主
07/05/29 07:28:02
>>62
学問的な質問でもないのに答えて下さって有難うございます

そうですよね、普通に言ってみます。
変わっている奴だと思われそうで不安で…

有難うございました。

64:天之御名無主
07/05/29 12:37:05
Wikipediaの麒麟の項に
>角からは雷を放つ事も出来る事から、雷を司る存在としても崇められている。
とあるのですが、そういった記述の文献や伝承はあるのでしょうか?

65:天之御名無主
07/05/29 14:02:49
すみません、どっかの割と有名な話だったと思いますが名前が出てきません。
王様の子で、生まれた時に父を殺すと予言されたため
母親と共に箱に詰められて海に流された所を漁師?にたすけられる。
やがて成長し、出自を知らないまま立派な騎士?になる。
で、何かの試合で実父の王と対戦することになり、誤って目を突き刺して殺してしまう
細部が間違ってるかもしれませんが、以上のような感じの話の主人公の名前ってなんでしたっけ?

66:河豚比礼
07/05/29 15:28:41
>>65
王が息子に殺されるとの神託を受け、母と共に
海に流されるのはペルセウス。

トーナメントで王の目を突いて殺す話は何だっけ? 失念orz↓

67:天之御名無主
07/05/29 15:35:25
>>65
おそらく、ギリシア神話のペルセウスのお話だと思いますが、
ところどころ、オイディプスの逸話が混入しているような気がします。

68:天之御名無主
07/05/29 15:41:45
>王が息子に殺されるとの神託を受け

王が「娘の産んだ息子」に殺されるという神託 がよりベターざんす。

69:天之御名無主
07/05/30 02:34:58
>>65
二〜三行目まではギリシャ神話のペルセウスだね。
四、五行目は正確には競技会の円盤投げに出場したら投げた円盤が観客席の祖父に当たって死んでしまった
っていう話だね。

>何かの試合で実父の王と対戦することになり、誤って目を突き刺して殺してしまう
これノストラダムスの予言的中例としてよく引き合いに出されるアンリ2世の話じゃないの?

70:河豚比礼
07/05/30 03:18:40
>>68-69
訂正&補足、ありがとざんすw

71:天之御名無主
07/05/30 12:32:25
道教の神々について知りたいです、解り易い本があれば教えてください。

72:天之御名無主
07/05/30 12:58:15
取っつき易いのは、このあたりかな?

『道教の神々』 窪 徳忠/講談社学術文庫 (1996/07)
『ブックスエソテリカ 道教の本』 学研 (1992/09)

73:天之御名無主
07/05/31 01:07:53
>>69それだ
どーも槍の話が喉元にひっかかった小骨みたいに気になってたんだよ

74:天之御名無主
07/05/31 03:31:25
皇室典範改正問題で、「男系」や「女系」といった言葉がよく使われるようになりましたが、民俗学における「男系」や「女系」の定義はどうなっていますか?

75:天之御名無主
07/05/31 15:50:13
酒呑童子の部下って茨木童子以外に何がいる?

76:天之御名無主
07/05/31 16:14:09
偽ディオニシウスの天使の階級が最も支持されている理由は何ですか?

77:河豚比礼
07/05/31 16:48:19
>>75
ググッたら出るしょ?
虎熊童子……虎能童子と思ってた(笑)危ない危ない……。

78:天之御名無主
07/05/31 18:49:38
ああ、出たわ

79:天之御名無主
07/05/31 19:33:58
>>76

偽ディオニシウス自体に権威があったからでは?
天使論もそれ自体、高度に神学的な内容だし。

80:天之御名無主
07/06/01 22:05:43
>>74
そんなもの学問によって定義が変わるような深い意味の言葉じゃないよ。
そもそも皇室典範自体が明治になってから作ったものでたいして歴史あるものじゃないし。
それの改正に何で今あんなに大騒ぎしてるんだか理解できんよな。

81:天之御名無主
07/06/01 22:06:01
質問したのすっかり忘れてた
>>61ありがとう

82:天之御名無主
07/06/02 12:36:06
ケルトの「死の樹 Todtenbaum」というのは
樹に人を生きたまま入れて水に流す葬送儀礼ということでいいんですか?
バシュラールの本を読んでいたらちらっと出てきたんですが
書き方がわかりにくくて、生きたまま流すのか死んだら流すのかよくわかりません。
またこれについて解説しているHPがありましたら教えてください。

83:天之御名無主
07/06/04 23:28:54


84:天之御名無主
07/06/05 18:52:06
有名無名関係なく、
神話で裏切りの神とされているのにはどんなものがいるでしょうか?

85:天之御名無主
07/06/05 19:40:59
>>80
レスThanks!

一応、図書館で民俗学辞典を引いてみたが、「男系」「女系」の項目はなく、「父系」「母系」ならあった。

「男系」「女系」は国語辞典に載ってる程度の意味ってことですかね。

86:天之御名無主
07/06/05 23:21:48
記紀を神話ではないとする説は現在でもまだ主流なのですか?

87:天之御名無主
07/06/06 12:25:48
頭に物を載せて運ぶ習慣というのは、世界中どういう分布になってるのでしょう?
東洋ではあまり見かけないような気がします。
ブラックアフリカには確実に有りますが、インドは記憶が曖昧です。
ヨーロッパには見かけないようですが、以前読んだ民話で、
これから市場にミルクを売りに行こうという女が、得たお金でおめかしする自分を夢想し、
スカートをつまんだ上品なポーズをとったため、頭に載せたミルクが落ちてしまう、
というのがありました。ヨーロッパも地域によるのでしょうか。

88:天之御名無主
07/06/06 14:26:41
中国になかったっけな
頭に物を載せて運ぶ習慣

89:天之御名無主
07/06/06 15:16:41
東南アジアにもけっこう有ったような。インドネシアとかミャンマーとか。

90:河豚比礼
07/06/06 15:29:55
>>87
柳田国男監修『民俗学辞典』東京堂出版.の巻頭に、日本における
頭上運搬の分布図が載ってる。北は宮城から南は琉球諸島まで、それぞれ
は一部地域だけど、広範囲にあったみたいだね。頭上運搬の項には、
司馬江漢の『(江漢)西遊(游)日記』に中国地方の村で、頭に桶をのせ、
紡績しながら歩いた、と書いてある。首だけで支えてたのか……?
専ら女性が行うそうで、背負い籠でないのは、背中に赤ん坊を背負う
からかな?

頭上運搬と運搬物の関係性とかは気になるかな。日本では山村で先に
廃れたみたいだから。

91:87
07/06/06 19:35:46
>>90
日本でもあったのですね。的確な指摘とご教示をありがとうございます。


92:天之御名無主
07/06/06 23:04:52
>>84
ロキ、プロメテウス、ブレス、天若彦命、・・・・・あまり思いつかんな。
>>85
まあそんなとこだよ。
>>86
そんなことはない。

93:天之御名無主
07/06/06 23:42:02
>>91
大原女でググってみたかい?

94:87
07/06/07 14:36:17
>>93
なるほど、ありがとうございます。

95:天之御名無主
07/06/07 16:30:49
自分の家系は昔どんなのだったかって言うことを簡単に調べられる方法ってないですか?

96:天之御名無主
07/06/07 16:53:56
家系図を見ればいいんじゃないかな

97:天之御名無主
07/06/07 17:34:54
>>95
家系図を作るのにお寺で過去帳を見せてもらうという話を聞いたことがある。

98:河豚比礼
07/06/07 19:08:03
>>95
自分の本籍地(住民票に載ってる)に、自身の戸籍謄本を申請して取得。
一通は450円。遠方なら450円の定額小為替と切手を貼った返信用封筒を
本籍地の役所に送って郵便で取り寄せる。その戸籍に記載がある父親の
本籍地で、戸籍謄本(亡くなられているなら除籍謄本。一通750円)を同じ
要領で取り寄せる。これを祖父・曾祖父、さらには母の家系、父方祖母
の家系、母方祖母の家系と繰り返し、役所から
「これ以上古い除籍はありません」と連絡がくるまで続ける(除籍の
保管期間は除籍後[転籍・死亡]80年)

99:続比礼
07/06/07 19:12:46
これで江戸末期〜明治頃までの、95さんの血の流れがわかる筈。
わからんけど(笑)本格的にやるなら、基礎知識は必須みたいだ。

100:天之御名無主
07/06/08 15:21:29
田舎の葬式でちょっと面白い「おはなし」を聞いたのですが
こういった類はどこですればいいですか?
内容はいわゆる、夜になるとお化けが出るぞ的なものなんですが
近くに餅を通年絶対食べない地域>落人が理由あっておもしろいので


101:天之御名無主
07/06/08 15:41:06
鯨や鮫の神様・魔物って何がいますか?
磯撫でや骨鯨やフォルネウスくらいしか思いつかなくて

102:天之御名無主
07/06/08 16:01:06
>>101
豊玉毘賣はやひろわに=鮫の姿が本性らしいけど、そういうのじゃだめなんか?

103:天之御名無主
07/06/08 16:16:37
>>100
こことか。

地方のマイナーな信仰・風習
スレリンク(min板)l50

もしかすると、このあたりも?

夜、口笛を吹くと何が来る?
スレリンク(min板)l50

104:天之御名無主
07/06/08 16:41:20
既出でしたら、すみませんが「田螺殿」という歌について調べています。
色々な地域に伝わっているようですが、地域によって歌詞が違うようです。
私は岩手県遠野市出身ですが、私の記憶では

田螺殿田螺殿 愛宕参りにござらぬか
いやで候いやで候
あれは去年の夏の頃
泥鰌どんに誘われて小川をちょろちょろ上るとき
雉や鳶やふぐろめが
あっちゃこちゃつづぎこちゃつづぎ
その傷がその傷が
山に雪降る冬くれば ずんぎらずんぎら痛み出す
何か妙薬ござらぬか
まずは第一妙薬は
海の底なる松茸と山の上なる蛤と
蚤の金玉虱の腸
ねっちらまわしこねくれし
これを煎じてのみおれば
効用たちまち現わるる

だったと思います(両親他界の為不明)。

方言混じりなのでわかりにくい部分がありますが。
 
長文・スレ汚し失礼致しました。



105:天之御名無主
07/06/08 17:11:54
>>102
そういうのでもいいです

106:河豚比礼
07/06/08 18:16:07
>>101
黄帝の孫、禺彊(ぐ[ぐう]きょう)が魚身の時、鯤(こん)といって、
『荘子』に、「鯤、当に鯨と為すべし」とあって、鯨の事とあるそう。
(『山海経』には禺京とあるそうで、魚偏に京で鯨だ、と附会可能?w)

ミルトン『失楽園』のリヴァイアサンと、ゲスナーの紹介した大鯨
(共に島と間違えられる)を同一視する事もあるようだけど……。

参考…笹間良彦『図説 世界未確認生物事典』柏書房
…ジョン・アシュトン/高橋宣勝訳『奇怪動物百科』ハヤカワ文庫

107:天之御名無主
07/06/08 18:43:29
中世ヨーロッパにおいてクジラは怪物そのものだった。
ファスティトカロン、ケートス、>>106のいうリヴァイアサン、ジャスコニウスなどなど。

日本ならここで探せば?
URLリンク(www.nichibun.ac.jp)
URLリンク(www.nichibun.ac.jp)


108:天之御名無主
07/06/08 21:52:51
>>106-107
どうも

109:天之御名無主
07/06/08 22:35:35
金毛九尾の狐が日本では中国・インド・日本を叉に掛けた大妖怪だという話は
中国やインドでもそこそこ知られてるんでしょうか?
それとも向こうでは「玉藻前?何それ?」状態なんでしょうか?

110:天之御名無主
07/06/08 22:56:44
>>101
オセアニアとかだと鮫神信仰が盛んでハワイの海神アイ・カナカやカモホアリイ、
ソロモン諸島のプア・タンガル神なんかが有名。あのカメハメハ大王も鮫の子孫と云われてる。
ちなみに>>102の豊玉姫命の話も日向神話を伝えた隼人が元々南方から渡来した民族だってことに由来するらしい。
あと、他には中国の『捜神記』、『聊斎志異』なんかに出て来る鮫人とかかな。

鯨も鮫同様オセアニアの一部で神格化されてて海神ティニラウやタニウハの化身とされてる。
日本だと来訪神の寄り鯨とかアイヌ神話のレプンリリカタイナウウクカムイ(名前長っ!!)だな。
あと鯨と言えば星座の鯨座にもなってるギリシャ神話の怪物ケートース(鯨の意)だね。

111:天之御名無主
07/06/08 23:06:59
>>109
金毛白面九尾の狐が三国伝来だというのは江戸時代に日本で勝手に作った話。
中国人やインド人が知る由も無い。

112:天之御名無主
07/06/08 23:13:44
>>104
そういやその歌と関係無いかもしれんけど前にテレビでやってた漫画日本昔話で田螺の話やってたね。
田螺長者だったかな?

113:天之御名無主
07/06/08 23:15:18
桃太郎のお供が犬猿雉の理由はなんでしょうか?
丑寅の反対の動物が選ばれたという話も聞きますが
それだと犬猿鳥はおかしいような…

114:104
07/06/09 07:42:52
>>112さん
そうです。確か「田螺長者」だったと思います。
レス、有り難うございます。

115:天之御名無主
07/06/09 08:19:09
>>111
109の言いたいことは、
日本で勝手に作った話は中国で知られているかってことじゃないの?
いわば逆輸入的に。


>>104
もれも「田螺長者」の昔話なら知ってる。
田螺をカタツムリに変えた類話とかもあるよな。

で、104は田螺殿について何が聞きたいの?

>>113
じゃあヒツジとサルなら納得できるの?
連れて行きたくてもヒツジなんか日本じゃ飼ってない。

116:104
07/06/09 10:12:59
>>115さん
どうも戦前から有る歌で、地方地方で歌詞が微妙に違うようです。
私の故郷では上記のように記憶していますが、
他の地方には、どのような歌詞が伝わっているのか気になっているのですが。

117:河豚比礼
07/06/09 12:06:42
>>113
裏鬼門(南西)を避けてズラした、という話をTVで見たような。

118:天之御名無主
07/06/09 14:06:47
鳥に雉が選ばれた理由はなんだろうか
なぜ犬と猿はそのまま犬と猿なんだろうか

119:天之御名無主
07/06/09 14:48:39
>>118
鳥といえば雉だとする見方があったのかも。日本の国鳥も雉だし。

120:河豚比礼
07/06/09 15:22:02
お話で言えば、登場時に二つ続けて鳴く(犬=ワンワン、猿=キャッ
キャッ、雉=ケンケン)のに都合がいいから、
とか。「チュンチュン」でもいいわけだが(笑)

121:天之御名無主
07/06/09 17:02:04
犬は勇敢さの象徴で
猿は賢さの象徴で
雉は素早さの象徴

とかいうのはどうだ?

122:天之御名無主
07/06/09 17:04:48
ちゅんちゅんは戦力として弱そうだな…

戦闘力や獰猛さで言えば鷹とか隼とか、身近なところだったらカラスやニワトリの方が
確かに助っ人としてはまだ使えそうな気もするのに
なんで敢えて雉なのかって言うのはよくよく考えたら少し不思議かも。

123:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/06/09 17:17:48
牛馬犬猿鶏といえば、生死が人間同様穢れを生むとされた五畜ですね。
身近な動物に、野生でも問題なさそうなキジ(鶏の代わり)を入れたとか。
山鳥も人を救った話がありますが、キジの場合も『塵袋』所収『常陸国記』
逸文以下に、人を救ったという話があり、好意的に見られています。
キジの場合、画題としても近世には盛んに見られますね。
画題となる動物は前近代には限られていますが、かなり出番がある。

猛禽類は飼養に許可が必要でしたし、居場所が高過ぎてお供という気がしな
かったという気もしますね。
犬猿雉がお供というのは近世の赤本で決定づけられたイメージでしょうが、
地域によっては鼬や猫も参戦しています(言うことをきかなそうな)。

124:天之御名無主
07/06/09 18:16:28
>>123
地方によっては猿蟹合戦と混同されてて石臼、針、馬糞だったり蟹、蜂、卵だったりするんですよね。

125:河豚比礼
07/06/09 18:32:13
雉の羽は矢羽にも使うよね。弓矢→雉矢羽→雉とか?
弓矢→鷹矢羽→鷹でないのは、>>123 にある理由で。

126:天之御名無主
07/06/09 18:49:40
犬は忠義、猿は智慧、雉は正義の象徴です

雉については『天之返矢』を見れば、その意味も、何故国鳥となったのかも理解出来ると
思います

127:天之御名無主
07/06/09 22:34:29
>>103
100です。レスありがとう
平家落人系の餅なし正月では無く縁起がしっかりしてるので
習俗という意味ではいいのかな?

「おはなし」のほう・・・妖怪話?怪談話?になるのか
どこではなしていいか迷う。もしかしたら小豆洗いの系かも
とググッて見たりして推察。ちなみに同じものはヒットしなかった

128:天之御名無主
07/06/09 22:54:25
俺の読んだ某小説では、
・桃太郎=百太郎→多くの男児
・鬼=異国人
・財宝=異国の技術、知識
・きび団子=きび→十全、団子→円満
・犬=忠義、勇敢
・猿=知恵、敏捷
・雉=我慢、情け

つまり、日本の男子は海を越えて外国に渡れ。国中が一致団結して、もって生れた心の力、
智仁勇を応用して、外国人の長所や利点を取ってこいという意味を含むらしい。
まあ民俗学と関係ない本だったから無理矢理な解釈だけど。

129:天之御名無主
07/06/10 00:20:30
>>128
鬼の正体が異国人だってのは根強い説なんだけどな。

130:天之御名無主
07/06/10 00:33:23
>>128
桃太郎が時代によって都合よく解釈されてきた、という研究はけっこうある。

131:天之御名無主
07/06/10 09:46:56
Wikipedia項目リンク

ユニコーンをWikipediaで調べてみたのですが、

>このように、ユニコーンは美化されていることが多いが、
>実際は、獰猛で好色。その鋭い角で、相手を刺し殺すこともある。

とあります。実在しない動物なのに、”実際は”ってどういう意味でしょう
ググって調べてみた限りでは、ユニコーンのイメージは時代とともに
かなり変遷しており、なにが実際のユニコーンなのかわからないんですが・・・

英語版の項目にくわしく書いてあるようなのですが、
URLリンク(en.wikipedia.org)
残念ながら英語が読めません

英語読めるかた、ユニコーンにくわしいかた、
ユニコーンのイメージの変遷について教えてくれませんか?

132:天之御名無主
07/06/10 10:42:49
>>131
ユニコーン伝説の元になったのは、北極海に棲むイッカクと言うクジラの仲間

URLリンク(www.chiba-muse.or.jp)
URLリンク(www.e-kujira.or.jp)

133:天之御名無主
07/06/10 10:55:30
>このように、ユニコーンは美化されていることが多いが、
>実際は、獰猛で好色。その鋭い角で、相手を刺し殺すこともある。



>このように、(キリスト教の寓話では)ユニコーンは美化されていることが多いが、
>実際(の伝説で)は、(ふだんは)獰猛で好色。その鋭い角で、相手を刺し殺すこともある。

134:河豚比礼
07/06/10 15:59:58
馬の姿・角の解毒作用は、クチシアメ『ペルシア史』前五世紀.には
もう出てるみたい。 獰猛はアルベルトゥスと、二三世紀のアエリアヌス
が書いてるようだ。 フィリップ・ド・タン『動物寓話集』には、若い娘
を囮にして、一角獣を殺す、とし、十一二世紀のツェツェスは、インド
・エチオピアの狩人は、女装した若者を囮にし、誘われた一角獣の角
を切って奪う、といっているらしい。 容姿の美しい幻獣となったのは、
イングランド王ジェイムズ一世が紋章に用いてからだろう、と、グィリム
が1610年に書いてる模様。

135:天之御名無主
07/06/10 16:19:20
クチシアメ????
クテシアスのことだろうが、どうミスタイプしたらそうなるんだ???

アルベルトゥスとアエリアヌスを並べているけど、おそらく前者はアルベルトゥス・マグヌスのことだろうから
13世紀の人。10世紀も違うぞ。

136:河豚比礼
07/06/10 16:59:30
ありがとうm(_ _)m
ハヤカワ文庫の『奇怪動物百科』本文から、巻末の人名解説を
調べもせず孫引いただけなんだ。
ド・タンは十二世紀後半。

137:天之御名無主
07/06/11 01:07:54
昔の人にマリアって名前が多いのは何故ですか?

138:天之御名無主
07/06/11 01:12:09
>>137
どこの国の昔だかしらんけど、
イエス・キリストの母親の名前なんだから
あやかりたいヤシが多いってことではないかと。

それと、国によっては女の子が生まれたら祖母の、
男の子は祖父の名前を付ける場合があるので、
ギリシアなどはかなりの割合の女性がマリアだと聞いた。

139:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/06/11 01:35:21
>>124
しかも、退治するのが猿。

>>126
しかし、前近代に記紀の内容がそう知られていたでしょうか。
内容が伝承されていたかも疑問ですし。『塵袋』も大概ですが。

>>129
いや、異国人が鬼扱いされることはあったでしょうが、起源とはいかないで
しょうし、桃太郎の伝承も各地に見られる以上、異国人漂着という特定の史
実ではなく、共通する文化的地盤の影響だったと思いますよ。

140:天之御名無主
07/06/11 04:40:07
>>132
いえ、イッカクが発見される以前からユニコーン伝承はあったそうですよ

>>133
それはかなりいい案だと思います。Wikipediaを書き換えておきました

141:天之御名無主
07/06/11 05:40:27
>>140
つ【化石】

142:河豚比礼
07/06/11 07:15:56
重ね重ね申し訳ないです。クチシアメとあるのは、別の本だった。rZ
クテシアス『ペルシア史』で既に、解毒の特効薬として出回った角は、
一角鯨・サイの角を粉にした物だった、と記してるそう。アエリアヌス
は、一角獣の角は自然なねじれをもつ、とあるようで、イッカクの
角(牙だけど)によってイメージされた可能性が高いと思う。


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